2017年10月19日

シリコンバレー式 最強の育て方

本日は世古詞一 氏の
シリコンバレー式 最強の育て方
です。
シリコンバレー式 最強の育て方 ― 人材マネジメントの新しい常識 1 on1ミーティング―

本書は1on1(上司と部下の一対一による対話)による
組織改革を行う、マネジメントのプロフェッショナルによる
1on1のやり方を説いた本です。

1on1はGoogle、ヤフーで導入されたりしていますので、
その言葉は知っている、
もしくは実際に自社で導入されている
という方も結構いらっしゃるのではないでしょうか。

ただ、1on1は、上司と部下が一対一で行いますので、
上司側のベストプラクティスが共有されにくく、
どうやってやればいいかわからない、
という場合も多いのではないでしょうか。

本書では1on1の第一人者が
1on1の思想から、話題の作り方、会議室の環境まで
細かく説いてくれています。

一番重要なことは、1on1は通常の業務報告ではありません。
部下のコンディションや長期的な展望を話す場なのです。
ここだけは外さないようにしましょう。


個人的には、本文中で紹介されている、
著者のクライアントが1on1につけている
ネーミングが心に残りました。

これを読むだけでも、
何を話すべき場なのか見えてくるような気がします。


特に、1on1を導入している企業のマネージャには
お勧めの一冊です。
成果を出すために1on1をどのように活かせばよいか
見えてくることでしょう。


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engineer_takafumi at 21:54|PermalinkComments(0)★一般書の書評 | ⇒ 人材・人脈・マネジメント

2017年10月15日

図解 ヤバすぎるほど面白い 物理の話

本日は宝島社の
図解 ヤバすぎるほど面白い 物理の話
です。
図解 ヤバすぎるほど面白い 物理の話

本書は私が一部、原稿執筆のお手伝いをしているため、
ご献本いただきました。
株式会社G.B様、ありがとうございました。

例えば、「バネを使って10m以上ジャンプするには?」
「光速でボールを投げたらどうなる?」
「人工衛星で皆既日食をつくれる?」といった、
突飛な問題をマジメに議論するのが本書の意図です。

その中には「やっぱり無理なのか」というものも多いですが、
「風船をいくつつければ家が空を飛ぶ?」
というテーマのように、ちゃんと検証してみると、
意外にできてしまいそうなものも含まれているのです。

また、議論自体はマジメですので、
なかなか勉強になります。

例えば、巨大な人型ロボットを歩かせた時、
その重心移動に乗っている人間が耐えられないなど、
意外な知見も得ることができました。


物理を勉強している理系の高校生にお勧めです。
物理を違った角度から見ることにより、
理解が深まることでしょう。

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engineer_takafumi at 22:29|PermalinkComments(0)★理系本の書評 | ⇒ 物理・科学哲学

2017年10月09日

超スピード文章術

本日は上阪 徹 氏の
超スピード文章術
です。
超スピード文章術

本書は23年間1度も〆切に遅れることなく、
「1ヶ月15万字」「5日で1冊」書き上げる
超速筆ライターによる文章術です。

著者の上阪さんは何冊か文章の本を
書いていますが、
本書はスピードに集中しているのが特長です。

この本に書かれている速く文章を書く方法、
それは「素材をしっかり集めること」
この一言につきます。

そして、どのように素材を集めるか、
その素材をどのように組み立てるのか、
ページを割いて、説明してくれます。

スピード文章術といっても、
文章を書き始める前に、
9割勝負がついている、ということに
あらためて気づかされました。


個人的には、
文章のリズムの作り方の部分が
特に参考になりました。


プロのライターにもお勧めの一冊です。
ある程度のレベルの方でも、
ライティングを早めるコツを得られるでしょう。
プロなら、1つでも十分すぎるほど元が取れます。

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engineer_takafumi at 23:24|PermalinkComments(0)★一般書の書評 | ⇒ 書き方・話し方・言語

2017年10月08日

カテゴリーキング

本日はアル・ラマダン氏らによる
カテゴリーキング
です。
カテゴリーキング Airbnb、Google、Uberはなぜ世界のトップに立てたのか

本書は関係者の方からご献本いただきました。
オトバンクの上田様、ありがとうございました。


Facebook、Airbnb、Google、Uber、Pixer
これらの会社の共通点は何でしょうか!

一方、ズーンやウインドウズ・モバイル、ビング、
マイクロソフト・ストアで多額の資金を失った
マイクロソフトが何度も繰り返したミスとは?


これらの問題に答えるのに必要な要素が
本書のテーマであるカテゴリーです。

製品やサービスの新しいカテゴリーを創造し、
発展させ、支配する方法を考察したのが本書です。

カテゴリーの作り方はもちろん、
その発展の仕方、そしてキングであり続けるために
必要な方法まで考察してくれます。

最後は個人、人生のカテゴリーデザインまで
言及しています。
優れた経営書は、人生の教訓にも通じると思うので、
私はこのアプローチがとても好きです。


良いのか悪いのか、現代のビジネスは
カテゴリーの創造、支配に成功した会社が
そのカテゴリーの利益を吸い尽くす構造です。

そんな世界で生き抜いていくために必要な知識を
与えてくれる本といえるでしょう。


個人的には、
「先行者利益」は古くさい考え方である、
という部分が印象に残りました。


起業を志すかたには一読をお勧めする一冊です。
これからのビジネスで勝ち残るヒントを
得られるでしょう。


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engineer_takafumi at 14:05|PermalinkComments(0)★一般書の書評 | ⇒ 経営

2017年10月01日

おしえて北斎

本日はいわきりなおと氏の
おしえて北斎
です。
夢をかなえる爆笑!  日本美術マンガ おしえて北斎!

本書はマンガなので普通は対象外となるのですが、
内容がとても良いのでここでも紹介することにしました。


著者のいわきりさんは、
日本美術の入門書でありながら、創作の秘密を解き明かす本。
絵画だけでなく、モノ作りをしているすべての人を応援する本。
という意図でこのお話を描いていたそうです。

でも、最終回に近づくにつれ原稿を描いているうちに、
涙がボロボロ出てきたそうです。

読者を応援するために描いていたつもりが、
自分で自分を応援してしまっていたのですね。


本書は、ある高校生の女の子が、最初はダメダメだったけど、
努力して、絵師への道を進んでいくお話です。

たくさんの絵や画家、その制作意図が紹介されているので、
日本画家の入門書としても読めますし、
主人公が成長していく様子には励まされ、
自己啓発本としても読みごたえがある一冊です。

このエッセンスは、絵を描くことだけではなく、
何かを生み出す、すべての人に役立つことでしょう。


「ちょっと」絵を勉強してみたい、
と思った人におすすめの一冊です。
絵を学びながら、勇気をもらえることでしょう。


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engineer_takafumi at 14:49|PermalinkComments(0)★一般書の書評 | ⇒ その他の本

2017年09月24日

小さな習慣

本日はスティーヴン・ガイズ氏の
小さな習慣
です。
小さな習慣

本書は2002年に著者が、1日1回の腕立て伏せを
したことがきっかけで生まれました。

といっても、頭に?が浮かぶでしょう。

この意味は、著者が1日1回の腕立て伏せという
とても「小さな習慣」を起点に、人生を好転させ、
名声を得たり、出版を実現した、という話です。

「小さな習慣」には小さくとも人生を変える力があります。
というのも、たまにモチベーションが上がった時に、
50回の腕立て伏せをするよりも、
1日1回を継続するほうがはるかに効果的なのです。
「習慣」にはそれだけの力があります。

本書は目標のハードルをできるだけ下げることにより、
小さな達成を習慣化するノウハウが書かれています。

内容はとても理論的で、理系の私にとっては、
特に腑に落ちる内容でした。

どんな長い道でも、最初は小さな一歩です。
その一歩を踏み出す方法が書かれた一冊といえるでしょう。

個人的には、
なぜ、モチベーションに頼ってはいけないのか、
という箇所が印象的でした。
よく、「モチベーションが上がらない」と言いますが、
これは、そもそもその発想が間違えているのです。


人生を変えたいけれども何をしていいかわからない、
また、色々試してみたけど、挫折してきた、
という人にお勧めの一冊です。
本書を読んで、内容を実践すれば、
歩幅は小さいけれど、確実に目標に近づけるでしょう。


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engineer_takafumi at 20:06|PermalinkComments(0)★一般書の書評 | ⇒ 自己啓発

2017年09月20日

ドキュメント トヨタの製品開発

本日は安達 瑛二 氏の
ドキュメント トヨタの製品開発
です。
ドキュメント トヨタの製品開発: トヨタ主査制度の戦略,開発,制覇の記録

本書はマークII、チェイサー、クレスタと
トヨタの一時代を築いた三兄弟を
主査付として担当された著者による
開発の回想記です。

トヨタの主査制度は、
「主査」という絶対的な権力者の元に
新車開発を進める方法として有名です。

製品開発は合議だけでは成り立たず、
本当に良いものをつくるためには、
ある意味、独断的に仕事を進める必要もあります。

そんな中で生まれてきたのが主査制度なのでしょう。


本書では、著者がドキュメンタリー形式で
製品開発の流れを記しています。

かざらない生の記述なので、車の専門家でなければ、
意味をつかむのも難しいと思いますが、
それでも開発の空気感や雰囲気は伝わってきます。

1970年代の話になってしまうので、
直接役に立つ知識は得られないかもしれません。
しかし、製品開発を疑似体験できるという意味で、
大きな価値を得ることができます。

あとがきで、
「全体から細部にまで深く関与できた最後の世代かもしれない」
という記述がありますが、現在の車は電子制御など、
個別技術が進化しすぎて、一人で扱うことは難しいのでしょう。

そんな中で、本書は貴重な記録として輝き続けるのです。


ハードの製品開発に携わる方にお勧めの一冊です。
製品開発の原点が学べることでしょう。

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engineer_takafumi at 23:31|PermalinkComments(0)★理系本の書評 | ⇒ その他の工学

2017年09月16日

サービスのためのIOTプロダクトのつくり方

本日は野々上仁 氏の
サービスのためのIOTプロダクトのつくり方
です。
サービスのためのIoTプロダクトのつくり方

本書はIoTビジネスの分野のベンチャー経営者、
2014年に「アップルウォッチ」に先駆けて、
日本発のスマートウォッチを発売したという、
著者によるIOTビジネスの立ち上げ方に関する一冊です。

IoTと一言でいっても、ハードウェアからソフトウェア、
制御、通信、電源、そしてデザインなど、
関連する分野は非常に広くなります。

これらの技術すべてに詳しい人など、まずいなくて、
部品や技術を買ってきたり、人に任せたりする必要があります。

それでも、依頼側としては最低限
押さえておかなくてはいけないことがあり、
本書はそのポイントをコンパクトにまとめています。

著者が開発したスマートウォッチの経験を元に、
実際的な知識を解いた一冊といえるでしょう。

個人的には、
時計の職人はマイナスドライバーしか使わないが、
電子回路を扱う技術者はプラスドライバーしか使わない、
という部分が心に残りました。


IoTの製品を仕掛けてみたい、
もしくはIoT関連のビジネスを起こしたい、
と考えている人にお勧めの一冊です。
IoT製品を開発する勘どころがわかるでしょう。


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engineer_takafumi at 16:40|PermalinkComments(0)★理系本の書評 | ⇒ その他の工学

2017年09月11日

本当は中国で勝っている日本企業

本日は谷崎 光 氏の
本当は中国で勝っている日本企業
です。
本当は中国で勝っている日本企業 なぜこの会社は成功できたのか?

本書は出版関係者の方よりご献本頂きました。
オトバンクの上田様、ありがとうございました。


日本企業は中国で苦戦している、
という印象があるかもしれませんが、
地味に勝利している会社もあります。

それらの会社を紹介するのがこの一冊です。

また、著者は20年近く中国に居住しているライターで、
女性のため、特に日用品の質や値段などが
リアリティがあって、現地の肌感覚を伝えてくれます。

文章から、取材を十分に行っていることがうかがえ、
中国のビジネスの感覚が疑似体験できます。


FA(工場用のロボットなど)の三菱電機から
キューピーのマヨネーズ、ユニチャームの生理用品など
さまざまな分野の例が取り上げられています。

分野は違えど、成功者に共通していることは、
現地のことは現地で、中国人にどれだけ任せられるか、
どれだけ信頼関係を築けるか、ということです。

やはり、ビジネスは人ということなのでしょう。
とはいえ、中国はその傾向が非常に強い気がします。

最後に書いていた、
「中国で成功していることを隠す日本企業も多い」
という部分が印象的でした。

したたかな中国人に騙される日本人、
というシナリオがステレオタイプに
植えつけられていますが、
実は結構、日本人も頑張っているのかもしれません。


中国のビジネスを勉強する人には
お勧めの一冊です。
中国の「肌感覚」をつかめることでしょう。

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engineer_takafumi at 01:52|PermalinkComments(0)★一般書の書評 | ⇒ ビジネスその他

2017年09月10日

アメリカを動かす『ホワイト・ワーキング・クラス』という人々

本日はジョーン・C・ウィリアムズ氏の
アメリカを動かす『ホワイト・ワーキング・クラス』という人々
です。
アメリカを動かす『ホワイト・ワーキング・クラス』という人々 世界に吹き荒れるポピュリズムを支える

本書は出版関係者の方よりご献本頂きました。
オトバンクの上田様、ありがとうございました。


本書は大統領選でトランプ氏を支持したという
ホワイト・ワーキング・クラスについての本です。

トランプ氏が当選した時に、
自分の周りの米国人はみんなヒラリー支持なのに
感覚と違う、と感じた日本人も多かったでしょう。

しかし、それも当たり前、日本人と交流している時点で
彼らはこの本でいう「エリート層」なのです。

トランプ氏に投票したのは、
アメリカ内陸部に住み、地元を深く愛する
ホワイト・ワーキング・クラスだったのです。

本書では彼らの生活や思考について解説して、
エリート層との対立軸を明らかにします。

この本から感じたことは、
ホワイト・ワーキング・クラスの人々も
それなりの収入で良識もあるのですが、
マイノリティの保護が過ぎることに
怒りを感じている、ということでした。

また、エリートとホワイト・ワーキング・クラスを
分けるのは、収入というより、
価値観であるということが良くわかりました。

日本では人種問題が少ないため
目立っていませんが、
都市と地方など、これからこのような対立軸が
生まれてくるかもしれないと感じました。


アメリカを相手に仕事をしている人にお勧めの一冊です。
アメリカ人についての理解が深まるでしょう。


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engineer_takafumi at 23:51|PermalinkComments(0)★一般書の書評 | ⇒ ビジネスその他

2017年09月09日

「選ばれる人」はなぜ口が堅いのか

本日は大谷恵 氏の
「選ばれる人」はなぜ口が堅いのか
です。
「選ばれる人」はなぜ口が堅いのか―言葉を選ぶ技術、言い換えるテクニック


本書の著者は広報のスペシャリストです。

企業の広報なんて、専門的で特殊な仕事で、
普通の人が学ぶものではない、
と思われるかもしれません。

でも、それは間違いです。

この本はSNS時代の危機管理を教えてくれる本なのです。


例えば、フェイスブックで写真をシェアしたり、
世間を騒がせている問題について
自分のコメントを投稿したりすることがあるでしょう。

しかし、そのほんの「ささいな」ことが、炎上して、
大問題に発展してしまうことがあります。

そこまで行かなくても、知らず知らずの内に、
悪印象を与えてしまっていることもあるでしょう。

本書は、個人が情報発信をする時に、
どんなことに気をつければ良いか、
を説いた一冊です。

具体的なテクニックは本書にたくさんありますが、
根本となる思想は「他人の立場に立つ」
ということだと感じます。

いかに他人の気持ちを想像するか、
(時には、自分が全く理解できないものであっても)
がこれからの時代に求められているのでしょう。

個人的には、
「発信しすぎ」や「知りすぎ」は無駄な雑念を増やすので、
情報収集や発信の量をコントロールした方が良い、
という部分が印象的でした。


SNSをアピールに使おうと考える人に
ぜひ一読して頂きたい一冊です。
まさに、「転ばぬ先の杖」になってくれるでしょう。



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engineer_takafumi at 13:27|PermalinkComments(0)★一般書の書評 | ⇒ ビジネスその他

2017年09月07日

量子コンピュータが人工知能を加速する

本日は西森秀稔 氏、大関真之 氏の
量子コンピュータが人工知能を加速する
です。
量子コンピュータが人工知能を加速する

物理を学んだものからすると、
量子コンピュータは大きな魅力があります。

理論を学んだにもかかわらず、
どことなく別の世界のように感じる量子力学を
目の前に見える形で、社会に役立たせられる
という意味で人を惹きつけるのでしょう。

量子コンピュータを実現する方法は
いくつか提案されていますが、
本書ではその中で「量子アニーリング」を取り上げます。

というのも、著者の西森氏はこの量子アニーリング
の提唱者の一人だからです。

「量子アニーリング」は現在商用化している会社がある
(カナダのD-wave社)、人工知能への応用が可能である、
ということで、現在有力視されています。

夢物語であった量子コンピュータも、
開発がここまで進んでいるのだと、
ワクワクさせられる内容でした。


また、量子コンピュータの本というと、
とにかく難解なものが多いですが、
本書は応用よりの話に触れられていたり、
文字数が少なめだったりして読みやすかったです。


量子コンピュータについて学びたい
一般の方にお勧めの一冊です。
これなら最後まで読むことができるでしょう。

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engineer_takafumi at 23:54|PermalinkComments(0)★理系本の書評 | ⇒ コンピュータ・情報科学

2017年09月03日

その企画、もっと面白くできますよ。

本日は中尾孝年 氏の
その企画、もっと面白くできますよ。
です。
その企画、もっと面白くできますよ。

本書は広告史に残る話題作となった
アイスの実「AKB江口愛美登場」を筆頭に
数々の大ヒットキャンペーンを手がけた
クリエイティブディレクターの中尾氏の一冊です。

テーマはどうやって「面白い」を作りだすか、
ということです。

「面白い」と一言でいっても、
ゲラゲラ笑う面白さから、興味深い面白さなど
色々な「面白い」が存在しています。

そんな「面白い」をどう考え、仕掛けていくか
そのノウハウが詰まった一冊です。

AKBの江口愛美のキャンペーンを筆頭に
数々のキャンペーンがどのような意図の元に
仕掛けられたのか、論理的に解説されています。

本文中にも、「面白い」は感覚で説明せずに、
論理的に説明されるべきものだ、とあります。

その論理性が「面白さ」を仕掛ける時に、
役にたつことでしょう。

個人的には、
「発見される情報を仕込んでおく」
という考え方が、印象的でした。


クリエイターでなくても、お店や会社のイベントなど
企画をする人にはお勧めしたい一冊です。
何が人をひきつけるのか、その本質に近づけるでしょう。


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2017年08月29日

生涯投資家

本日は村上 世彰氏の
生涯投資家
です。
生涯投資家

本書は東京スタイルやニッポン放送、
阪神電鉄のTOBなどで有名になった
村上世彰氏による一冊です。


ニッポン放送株の取引にて、
ライブドアの堀江氏との会話から
インサイダー取引の疑惑をかけられ
有罪が確定します。

堀江氏は出所後、活動を再開しましたが、
村上氏は、その後、メディア露出を避けていたため、
多くが語られることはありませんでした。

しかし、世間にも自分の信念が受け容れられる
土壌ができてきた、ということで、
当時の村上氏の行動や言動について、
本書でその意図の詳細を語っています。

当時、メディアが村上氏のことを、
カネの亡者のように取り上げていましたが、
それは真実ではなかったようです。

やり方や言動は極端なものの、
日本の会社の歪みを是正していきたいという
想いの表れだったのです。

社会の血液であるお金の循環を良くして、
日本を良くしていきたい、
そんな感情が強く伝わってきました。

村上氏自身は今後積極的な活動はしない、との事ですが、
ご令嬢やご子息にその志が引き継がれており、
今後の活躍に期待したいと思います。


文章や物語の展開がとてもうまく、
難しいはずの投資用語などに惑わされず、
全体の構図をつかむことができました。


資本主義の仕組みを勉強したいという人に
おすすめの一冊です。
興味深い現実のストーリーを追いながら、
上場するとはどういうことか、学べることでしょう。


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2017年08月28日

できる人は「この法則」を知っている!

本日は水野 俊哉氏の
できる人は「この法則」を知っている!
です。
できる人は「この法則」を知っている!: 評価、お金、交渉、仕事、恋愛、人間関係……すべてが好転する「黄金ルール」 (知的生きかた文庫)

本書は著者よりご献本頂きました。
水野様、ありがとうございました。


本書は経営コンサルタントとして活動しながら、
世界中の成功本やビジネス本を読破し、
ビジネス書のエッセンスについての著書も
多数ある水野俊哉氏による一冊です。

例えば「80対20の法則」や
「予言の自己成就の法則」といった
ビジネス書で紹介される法則を多数集め
分類して説明しています。

恐らく、何百冊(千冊以上?)の
ビジネス書の結晶となっているため
コストパフォーマンスがとても高いです。

この本で興味を持った事項があれば、
法則名をWebで検索して、原著を読んでみるのが、
本書の最も効率的な読み方だと思います。

また、ビジネス書が説いていることを
俯瞰してみる、という意味でも、面白い本です。


ビジネス書を効率的に読みたい人にお勧めの一冊です。
効率的にビジネス書のエッセンスを
頭に入れることができるでしょう。


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