2008年04月19日

ブランド・ハイジャック~マーケティングしないマーケティング

本日はアレックス・ウィッパーファース氏による
ブランド・ハイジャック~マーケティングしないマーケティング
です。
ブランド・ハイジャック~マーケティングしないマーケティング

本書は某セミナーで勧められて、興味を持って購入しました。

近年のマーケティングは、ネットやバズ(口コミ)の
コントロールが重要な役割を果たしています。

それは、昔のようにマスメディアを使った
一方的なものではなくなってしまいました。

本書はブランドとは、つくり手ではなく消費者が持つものと定義し、
いかに消費者自身にブランドを作らせるかが重量だと説きます。


本書ではそんなブランドの例を多数あげて、
そんなブランドを作るポイントを示しています。

しかし、それは簡単なことではありません。
この本の解説も、後づけに過ぎないかもしれません。

ただし、少なくとも、そんなブランドを育てる上で、
やってはいけないことは明確になっています。

それを理解するだけでも、本書の価値は十分あると言えるでしょう。


マーケティングや新製品の開発に携わる人は、
ぜひ一読しておいた方が良い内容です。




本当にクールなブランドは、「俺たちはクールだ」とは言わないものだ。


新しい地域に進出するときには、
ごく限られた一部の店から取り引きを始めた。


レッドブルは、流通とは大量に商品をさばくためのはけ口ではなく、
ブランディングの手段と考えられていた。


コカ・コーラやアンハイザー・ブッシュなどの大企業は、
製品をじっくりと浸透させる根気がなかった。
レッドブルのように何年もかけてじっくりと忠誠心を育むのではなく、
むしろ消費者を金で買おうとしたのだ。


ギャップが長年、「ビジネスカジュアル」の
同意語であったことは偶然ではない。


「何が差別化要因なのか?」は、
ハイジャック・ブランドづくりにはまったく通用しない。
ハイジャック・ブランドの強みはそんなことではなく、
あまりにも基本的であるためにかえって
平凡に見える考え方に立脚しているからだ。


メディアの新しいジレンマは、
「注目を集めることについての批判そ避けながら注目を集めること」だ。


人々はまず人間関係を結び、それから何かを崇め始めるのです。
その逆はありません。


統一教会は、信徒間のコミュニケーションを躍起になって
コントロールしようとする。新入り同士の会話は禁止。
疑問を相談したり気が変わるのを防ぐためだろう。


ブランド族と親密になるためのステップ・バイ・ステップ・ガイドは、
おおむね宗教セクトが使っている戦術と同じである。


革新的なブランドは、ビジョンある人々や直感を信じる
少人数のチームによって実現する。


司会者が取り仕切る調査はたいてい
「クライアントが予想する消費者の考えを
消費者の口から上っ面に引き出しているだけ」


マッキントッシュの発売にあたって、アップルコンピュータは
「大きく考える」どころか、むしろたった500人を対象にした。


物事が欠乏すればするほど、
その物事への欲求が高まることが照明されている。


VHS陣営は、ほとんどあらゆるメディアにおいて、
最初のコンテンツはたいていポルノであることを知っていたが、
ソニーはこの点を見逃し、ポルノ業界にライセンスを開放しなかった。
この判断がベータマックスの将来を封印した。


患者が実際に痛みが軽くなったと感じたのは、歯医者自信も
それが偽薬ではなく本物の鎮痛剤だと思い込んでいた場合だけでした。


マーケターは文化に対して責任を負っている。






engineer_takafumi at 23:22│Comments(0)TrackBack(0)★一般書の書評 | ⇒ マーケティング・営業

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