2009年03月12日

限界への挑戦

本日は江崎玲於奈氏による
限界への挑戦―私の履歴書
です。
限界への挑戦―私の履歴書

本書は半導体分野のパイオニアで、
ノーベル賞を受賞された江崎玲於奈氏の
半生を知りたくて購入しました。

よく知られたことですが、
江崎氏がノーベル賞を受賞したエサキダイオードは
東京通信工業(現ソニー)に在籍時に
発見したものです。

つまり、江崎氏は学者というより
エンジニア畑だったということもできるでしょう。
そんなところに親しみを持ちました。

また、著者が大学で勉強していたのは
ちょうど戦時中でした。

今も厳しい時代といわれていますが、
戦時中に比べれば、生ぬるいものです。


最後に、この本を読んで、ノーベル賞の名誉、
しかし、受賞から重くのしかかる責任、
そんなものが垣間見えた気がします。




「この世界に絶対のものがあると信じ、その追求に熱意を燃やす」
というところはキリスト教と科学は共通している。


頭に入れた知識はどんな事態が起こっても失うことがない。
こんな時代であればこそ学に励め。


東京通信工業への移籍の予定日も近づき、
二重の雇用契約になることを恐れ、
仕方なく退職届を内容証明郵便で送りつけて縁を切った。


プランクは、物質における不可分の原子構造に加え、
エネルギーにも不可分の原始的構造があることを明示した。
この発見こそ20世紀の物理学のすべての研究の
基礎になったのである。


アイザック・ニュートンにしても、数学、物理学はもちろん、
錬金術や歴史、神学まで足を踏み入れました。


ノーベル賞を受賞して変わることは、
相手が自分の言うことをよく聞いてくれるようになることです。






engineer_takafumi at 23:28│Comments(0)TrackBack(0)★理系本の書評 | ⇒ 理系の人・理系社会

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