2008年08月23日

人のセックスを笑うな

本日は山崎ナオコーラさんの
人のセックスを笑うな
です。
人のセックスを笑うな (河出文庫)

この本はたまたま手に取った論理と感性は相反しない
とても良かったので、文藝賞を受賞したナオコーラさんの
出世作を読みたいと思って買ってみました。

私がなぜこの本?、と思われる方もいるかもしれませんが、
実はこの手の本嫌いではないのです。
大学時代に山田詠美さんにハマってたこともありますし。


さて、この本の感想と言えば、
「良かったです」の一言。

でも、私自身に文芸の心があまりないのか、
どこが良いのか的確に指摘することはできません。

ただ、ある専門学校の生徒と教師が恋に落ち、
そして別れが訪れる。

どこにでもあるような話なんですけどね。
表現が自分の感性に合っているのでしょうか、
読んでいて心地よい気持ちにさせてくれます。


理系スタイリストもたまにはこんな本も読んで、
頭をリフレッシュしないといけません。



恋してみると、形に好みなどないことがわかる。
好きになると、その形に心が食い込む。


セックスというのは想像上のものだ。
触っているから気持ち良いのではなく、
触っていると考えるから気持ち良いのだ。


一緒に暮らしている女の、
恋人の有り無しがわからない男がいるだろうか。
妻の男に会って、気が付かないわけがないのだ。


この人は相当の変わり者だ。
でも、おそらく常識も持っていて、人に合わせることができる。
しかしその能力がある分、殻が厚く、
中は風変わりなものがそのままになっている。


まるでノドが渇くように恋人を求めているし、
抱き合う人がいないのは砂漠の中央にいるような感覚。
確かに穴は空けられていて、
これはもしも女の子がいたら埋まるような穴だ。






engineer_takafumi at 23:17│Comments(0)TrackBack(0)★一般書の書評 | ⇒ 小説

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