2008年11月08日

核兵器のしくみ

本日は山田克哉氏の
核兵器のしくみ
です。
核兵器のしくみ (講談社現代新書)

この本は著者の前著原子爆弾が良かったので
さらに知識を広めたくて購入しました。

内容としては原子爆弾のエッセンスを抜き出して
再構成したといったものですが、
この本では、水素爆弾と中性子爆弾にも触れていて
さらに知識を深めることができます。

原子物理の教科書を読んでいても、
抽象的で頭に入ってきにくいのですが、
この本だと核兵器というリアルなモノが存在しているので
技術系の人間は興味深く読めると思います。

また解説が基本的なところから、
わかりやすく書いているので
少し頑張れば、理系の高校卒業程度の学力でも
理解できると思います。



「どうして自然はこのようになっていなければならないのか」
という質問に対して、
「もしそのようになっていなければ現在存在しているような
人間がこの世に発生しなかったからだ」
と答えるのが「人間原理」と呼ばれる考え方だ。


物理学はWHYには答えられずHOWに答えるものである。


星の輝きの本質的な理由は、
水素核(陽子)の核融合反応に基づくのである。


大量の中性子が人体に吸収されると
人体自身も放射化され放射線が出るようになる。
中性子爆弾はこの効果を狙って考案されたものだ。


核融合発電は中性子はでるけれども
原子力発電のように強い放射線をもった
大量の分裂片(核分裂生成物)は発生しない。
したがって「放射性廃棄物」の処理問題は出てこない。
この意味では核融合発電は「クリーン発電」ということになる。





engineer_takafumi at 23:15│Comments(0)TrackBack(0)★理系本の書評 | ⇒ 原子力・放射能

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