2008年12月09日

日本の原子力施設全データ

本日は北村行孝氏と三島勇氏の
日本の原子力施設全データ
です。
日本の原子力施設全データ―どこに何があり、何をしているのか (ブルーバックス)

本書は核施設について詳しく知りたくて購入しました。

核施設というと、原子力発電所が真っ先に思い浮かびますが、
実際は核燃料加工・再処理工場などを含むと、
思ったより数が多く、身近にも存在していたりします。

この本には、そんな核施設のデータが収められています。

また、原子力の事故について詳細なレポートがあったり、
組織体制を含む安全管理の話があったり、
原子力産業をある程度網羅した本になっています。

人間というものは、わからないものに対して
強く恐怖を抱くようにできています。

原子力発電を非難する人は、
最低限このくらいの知識は身につけてから
話をして欲しいな、と思いました。




温泉に入っても、泉質によってはごく微量の放射線は浴びるし、
飛行機に長時間乗ると、やはり宇宙からの放射線を浴びる。
そうした日常生活との対比で、放射線の影響を客観視できれば、
必要以上に怖がりすぎることもなければ、
過度に放射線の害に無頓着なこともなくなるはずだ。


原子炉には「核燃料」のほかに、
「冷却材」と「減速材」の二つが欠かせない。


原子力の世界では「重水」という水の兄弟も良く使われるので、
重水と区別するために、あえて「軽水」と呼んでいるのだ。


重水は中性子の減速能力が高いため、
濃縮ウランでなく天然ウランを燃料に使えるのが大きな特徴だ。


高速増殖炉「もんじゅ」の事故は、
放射能の高い一次冷却系ではなく、
より炉心から遠い二次冷却系で起きた。






engineer_takafumi at 23:27│Comments(0)TrackBack(0)★理系本の書評 | ⇒ 原子力・放射能

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