2009年12月11日

破られた対称性

本日は佐藤文隆氏による
破られた対称性
です。
破られた対称性 (PHPサイエンス・ワールド新書)

当面PHPサイエンス・ワールドは全てチェックしようと思い、
本書を購入しました。

この本は素粒子物理のお話です。
しかし、どうにも難解、本当に難しい。

私は一応理学部の物理学科を出ているのですが…。
正直3割も理解できませんでした。

この本を本として読むためには、
理学部の理論物理専攻の大学院程度の知識がないと
難しいのではないのでしょうか。


素粒子物理で難しいのは、
われわれの住む巨視的な世界の常識が
まったく通用しないことです。

例えば、「物体は波と粒子の両方の性質を持つ」とか、
「エネルギーが連続でなくて離散的である」とか、
日常の常識では考えられないような世界が広がります。

しかも、その振る舞いを記述する数学が
また非常に難関です。


ただし、自分に理解できないのがわかっていても、
つい手にとってしまうこの手の本です。

やっぱり、理論物理学の最先端としての憧れがあるのですね。



私はしばしば
「宇宙がビッグバンで始まったなどという知識は二束三文の値打ちもない
価値があるのはなぜそう考えられるか、である」
と言っている。


技術部門では超「電」導、物理学では超「伝」導、
という漢字の違いがいつまでも並存している。


マクロな階層からかけ離れた素粒子物理学の用語の多くは、
言葉に実体の説明機能を持たせない符牒のようなものである。
「クォーク(鳥の鳴き声)」「フレーバー(香り)」
「カラー(色)」「グルーオン(糊の粒子)」
「ストレンジ(不思議)」「チャーム(魅力)」
などなどの、説明的でない、
象徴的な用語が使われるのはそのためである。







engineer_takafumi at 23:21│Comments(0)TrackBack(0)★理系本の書評 | ⇒ 物理・科学哲学

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