2010年01月29日

ピーターの法則

本日はローレンス・J・ピーター氏の
ピーターの法則
です。
ピーターの法則

本書は日本「半導体」敗戦でとりあげられており
興味をもって購入しました。


この本は「昇進」に関するジレンマを
取り上げたものです。


主張の内容はシンプルで、次のようなものです。

ある職位にいる従業員は、有能であれば出世して、
そうでなければ今の職にとどまります。

出世すると、期待される役割も異なりますから、
有能である人が無能になることもある。

つまり、会社組織では、
従業員は「無能になるまで」出世して、
結果、全ての職位は無能な人間で
占められてしまうということです。


この主張は説得力があります。

ただし、それに対する解が「創造的無能」
すなわち、「出世を回避しなさい」
というものになっています。

確かに、理屈では理解できなくもないのですが、
だからといって、「出世しない」という道を
選べる人がどれだけいるのか疑問です。


このように解決策はいまいちなのですが、
なぜ組織が正常に機能しないのか?
という疑問の一つの答えではあると思います。

サラリーマンにとっては気休めのために
一読するのも良いのではないでしょうか?




階層社会では、すべての人は昇進を重ね、
おのおのの無能レベルに到着する。


やがて、あらゆるポストは、
職責を果たせない無能な人間によって占められる。


仕事は、まだ無能レベルに達していない者によって行われている。


スーパー有能人間は解雇されてしまうことが少なくありません。
なぜなら、スーパー有能人間は階層社会を崩壊させ、
それゆえ、「階層は維持されなければならない」という
「階層社会第一の掟」に違反するからです。


かつてはせっせと服従していた人たちが、
手のひらを返したように指導者になれと言われても、
それは無理というものです。


階層社会の中の人間は、自分が有能でいられる場所に
留まり続けることを潔しとしないのです。
自分の能力を超えたレベルまで昇り続けることに
こだわるのです。


たっぷり時間をかけて必要性を検討していれば、
そのうち必要性は消えてなくなってしまう。


自分は今の上司の上司に仕えて仕事をする気があるか?


人間は宇宙旅行者などに昇進しなくても幸せでいられるのです。
しかし、これまでみてきたように昇進を断るのは
やさしいことではありません。
そこで、安全で効果的な方法は、
昇進するには何かが不足していると見せかけることです。
これが創造的無能なのです。






engineer_takafumi at 03:00│Comments(0)TrackBack(0)★一般書の書評 | ⇒ 人材・人脈・マネジメント

トラックバックURL

コメントする

名前
URL
 
  絵文字