2010年02月27日

第1感

本日はマルコム・グラッドウェル氏の
第1感
です


本書は全米No1ビジネス書作家とも言われる
マルコム・グラッドウェル氏の著書ということで購入しました。

本書のテーマは「直観」です。

すなわち、基本的に判断は、できるだけ材料を集めて
検討を重ねた方が精度が増す、と思われています。

しかし、実際にはそれは誤りで、
しばしば、瞬時に下した直観が
時間をかけた判断より正確になることが起こるのです。


この本では、直観の可能性や限界を
豊富な実例を交えて教えてくれます。

特に、思考パターンが理屈に偏りやすい人には
必見の一冊だと思います。



とっさの判断と第一印象だけでも、人は状況を的確に理解できるのだ。
瞬時に下した判断も、慎重に時間をかけて下した結論と比べて、
決して見劣りしない。


この実験から、一面識もない人物のことを15分間部屋を観察しただけで、
長年の知りあいよりも理解できるものだということがわかる。


医療事故というと、とんでもなくややこしい問題のように
思うかもしれないが、要は患者を大事にしているかどうかの問題であり、
その態度は声の調子に現れるのだ。


働く年数を30年として計算すると、
背の高い人は実質何十万ドルも得をすることになる。


スポーツの世界では、分析していたら運動能力が麻痺するという。
考えていたら体が動かない。流れが失われるのだ。
そこには流動的で直観的で言葉にできない、微妙な部分があるのだ。


実は余計な情報はただ無用なだけでなく、有害でもある。
問題をややこしくするからだ。


司令官がすべてを知ろうとすればするほど、
その考えにとらわれて身動きできなくなる。


ケンナの市場調査の結果はひどかった。
でもそれがどうしたというのだ?
彼の音楽は新しくて変わっていた。
そういうものこそ、市場調査で敬遠されやすいのだ。


どうやら私たちは、自分の得意なこと、
いつも気にかけていることに関しては、
経験と情熱で第一印象の質を高めていけるらしい。


時間がなくなると、人は最低限の直感的な反応しかできなくなる。


警官が二人になると、一般市民と対面しっときに相手を逮捕したり、
逮捕しようとして負傷させたり、
相手が警官を襲った罪に問われることがはるかに多くなる。





engineer_takafumi at 23:57│Comments(0) ★一般書の書評 | ⇒ ビジネスその他

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