2010年03月09日

悪女の仕事術

本日は藤田尚弓氏の
悪女の仕事術
です。


本書は「悪女研」の主催者として名高く、
元銀座ホステスという、エッジの効いた経歴を持つ
藤田さんの著書ということで興味を持って購入しました。


「悪女」というと、特に男の僕から見ると
けっこう驚いてしまいますが、
中身はしっかりした、ある意味マジメな本だと思います。
そのギャップもいいのでしょう。

何せ、警察署勤務→離婚→銀座ホステス→営業職→企業
というものすごいキャリアの持ち主ですから、
体験談が面白いです。
結論は一般的でも、そこにいたる過程がいいですね。

特に、銀座の話は面白いし、ためになる話だと思います。

もちろん、基本的には女性向けの本なのですが、
男性が読んでも十分参考になると思います。

でも、男が書店で買うのは相当勇気が要ります。
ですから、気になる人はアマゾンでどうぞ!



「男は度胸、女は愛嬌」という言葉がありますが、
あれは「男性はそもそも愛嬌が備わっているので度胸をもちなさい」
「女性はそもそも行動力が備わっているので愛嬌を持ちなさい」
という戒めでもあるそうです。


なんでも男性と同じとばかり髪振り乱すよりは、
女性の特質を活かしながらしなやかに成果を出していくのが悪女流。


ワタシの場合、地方の警察署でお仕事をしていたときは
「美人だけど頭は悪い」と言われ、
銀座では「ブスだけど頭はいい」と言われました。


男社会ではギブ&テイクではなく、ボロウ&ギブがお得。


「すごいね」とか「お前、なかなかできるな」
といった類の言葉は黄色信号だと思っています。
褒められているようで、あまりよくない兆候です。
なぜなら、そういう言葉には、
多少の反感やジェラシーが含まれていたりするからです。


今までNOを言いたいのに言えなかった人に、
当たり障りのない場面でNOをいってみることで
心理的なハードルが下がるのです。


バラはトゲがあるから丁寧に扱われるのです。


応援するほうだって気恥ずかしさがあるもんだ。
だから、気持ちよく受けることは相手への思いやりでもあるんだよ。


銀座時代、ワタシは11時半上がりのホステスでした。
これはかなりイレギュラーなことです。
お客様がそれだけついていたからでもありますが、
逆にいうと11時半上がりだから売れたという面もあると思います。
ちょうど盛り上がって、楽しいところで必ず帰ってしまう、
だから早めに行っておこうかと思っていただけるのです。






engineer_takafumi at 01:18│Comments(0) ★一般書の書評 | ⇒ 仕事術、思考法・ツール

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