2010年08月02日

ビックリするほど素粒子がわかる本

本日は江尻 宏泰氏の
ビックリするほど素粒子がわかる本
です。
ビックリするほど素粒子がわかる本 クォークはどうして姿を見せないのか? ニュートリノはなぜ地球を突き抜けるのか? (サイエンス・アイ新書)

本書は編集者の方から頂きました。
ソフトバンククリエイティブ様、ありがとうございました。

素粒子というのは、興味はあるのですがとにかく難しい。

原子の説明だと、電子、陽子、中性子くらいで終わりなのですが、
素粒子はクォーク、中間子、ニュートリノ、
また、その中で世代や反粒子などあって、ひじょうにややこしいです。

しかも、素粒子の本はかなり高度な量子力学の知識も必要としていて、
とても物理学科の学部卒レベルでは理解できるものではありません。

しかし、この本はやさしく素粒子を解説してくれていて、
少なくとも数学的な知識は全くなくても読むことができます。

私はこの本で初めて「強い力」と「弱い力」が何なのかを
理解することができました。


素粒子に興味があるけれども、
本を読んでも難しすぎて理解できななった、
という人には特におすすめです。

素粒子の理解への第一歩を踏み出すことができるでしょう。



原子核からでた光子は、周辺の電子(-電荷)に吸収され、また放出される。
その光子は原子核のところに飛んでゆき、そこで吸収される。
このような光子のやり取りを通して、電子と原子核は引き合う。


物質の成り立ちの基本の要素はクォークとレプトンである。


核力が短い距離しかおよばないことから、中間子は光子とは違って質量があり、
一兆分の数cmくらいしか飛べない。


放出される種々の粒子は、いずれもクォークの組み合わせの中間子か重粒子で、
クォークは単独では出てこない。


クォークとクォークを結び付けているのは色の力で、
色の力を伝えるのはグルオンという糊の粒子だ。


ニュートリノは電気のない電子だ。
(中略)
電気のないニュートリノは、見ることも、それを止めることも、
つかまえることも大変難しい。
ニュートリノは物質の究極の素粒子の1つである、
基本的力の1つの弱い力だけが作用する粒子だ。


ニュートリノをつかまえるためには、
弱い力の作用でニュートリノを電子に変え、電子から出る光を測る。
ただし、弱い力の作用は大変弱いので、電子に変わる確率はきわめて少ない。






engineer_takafumi at 01:40│Comments(0)TrackBack(0)★理系本の書評 | ⇒ 物理・科学哲学

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