2010年07月01日

エッシャーとペンローズ・タイル

本日は谷岡一郎氏の
エッシャーとペンローズ・タイル
です。


当面PHPサイエンス・ワールドは全てチェックしようと思い、
本書を購入しました。

本書デザインの巨匠であるエッシャーと
有名な物理学者ペンローズが発見したペンローズ・タイルを
中心としたデザインに関する本です。

私はあまり知識がなかったのですが、
これらの図形は五回対称性という性質を持っていて、
幾何学的にも面白い図形なのです。

この本にはデザインの例がたくさん出ていて、
文字を読むというより、写真や図形を楽しむ本です。

デザインの素養は全くない私なのですが、
確かに五回対称の図形は不思議と美しく見えます。


デザインに興味がある人、
また、数学の美しさに触れてみたい人には
ぜひおすすめです。





正五角形は無理として、通常の(凸型の)五角形で、
平面を埋めつくすことはできるだろうか。
答えを言うと、可能である。
ただし任意の五角形ではなく、辺と角度の比率が
一定のものに限定される。


ペンローズ・タイルには中心点(焦点)がひとつしかない。
なぜなら五回対象性があるから


その大発見とは、イスラエルの材料工学者ダニー・シュヒトマンらによる、
アルミニウム―マンガン合金の結晶体で、
これらはなんと、五回対称性を示していたのである。





engineer_takafumi at 23:31│Comments(0) ★理系本の書評 |  ⇒ 数学

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