2010年09月09日

ケチャップの謎

本日はマルコム・グラッドウェル氏の
ケチャップの謎
です。
マルコム・グラッドウェル THE NEW YORKER 傑作選1 ケチャップの謎 世界を変えた“ちょっとした発想” (マルコム・グラッドウェルTHE NEW YORKER傑作選)

本書はマルコム・グラッドウェルの短編集として、
興味を持ったので購入しました。


マルコム・グラッドウェルの本は新たな視点を与えてくれる一方
どうもつかみどころのないような部分もあると感じていました。

すなわち、客観的な事実を多く写実的に述べるが、
抽象化はある程度読者に任せる部分が多いということです。

1冊の本になると、あるテーマは存在しているので、
最終的にそのテーマに結びつくわけですが、
こんな短編集になると抽象化は読者に任せるという
著者の性質が際立つように思えました。

まあ、そんなところが好きな人も多いのでしょうけどね。

実際、ピルの話などは、グラッドウェル独特の視点で
切られていて、とても興味深かったです。


注意しなくてはいけないのは、アメリカの文化に
なじみがないと理解できない部分が多いということです。

アメリカの食文化を述べたお話などは
「結局、何が言いたいんだろう」と理解できませんでした。

おそらくアメリカ人が読めば、共感できるのでしょうけど。


グラッドウェルの大ファンであれば、
読んでみた方が良い一冊だと思います。




ビデオデッキを売り出したのがロンだったなら、
単純に売ることなどしなかっただろう。
ビデオデッキそのものを変え、インフォマーシャルで売れるようにしただろう。


「ブラックボックス」は理解不能と同義語だ。


自然界と違って、マーケットではゲームのルールは変えられる。


オプション取引は、売る方も買う方も「本当は自分が何を知っているのか」
という問題に直面しなければならないからだ。


ある命題が真実であるとは、いかなる確信を持っても知ることはできなかった。
わかったのはそれが真実ではないということだけだ


じりじりと損失を出し続ける痛みに耐えることこそが、
本来、人間が回避すべくプログラミングされていることなのだ。


衝動を振り払い、創造もつかない事態に備え、断固たる
そして痛みを伴う手段を講じる人のほうが、
賭け続ける人々よりも、勇気があり、英雄なのである。


商品に何らかの「意味」を与え、人々の購買意欲をそそらない限り、
現代の消費者の心はつかめない


"頻繁に生理のある状態"は、進化的に見れば正常な状態ではないのだ。


細胞の分裂を促すいかなる変化も、がんの発生リスクを高めることになり、
排卵もその変化のひとつと言える。


他の動物とは違って、犬は人間の動作を観察する動物だからである。





engineer_takafumi at 05:58│Comments(0)TrackBack(0)★一般書の書評 | ⇒ ビジネスその他

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