2011年01月04日

ようこそ、私の研究室へ

本日は黒田達明氏の
ようこそ、私の研究室へ
です。
ようこそ、私の研究室へ (DISCOVERサイエンス)

Discover社のサイエンスシリーズということで
興味を持って本書を購入しました。


本書は21の研究室の研究内容や教授の思いをまとめたものです。

数学、物理、生物、地学と様々な分野の研究が
紹介されており、また研究者の人柄も多彩です。

研究の内容は専門的で完全には理解できませんが、
雰囲気が伝わってくる書き方には好感が持てました。


研究者を志す高校生に読んでもらいたい一冊です。
先端に立ち向かう研究者のイメージが持てると思います。




テーマを選ぶ時は、それが成功したらどの程度のインパクトが
期待できるかを考えて判断します。
100%成功してもたいしたことがないなら、やらないほうがいいでしょうね。


僕は全部、直感でやっています。
理屈でやろうとしてもうまくいきません。
カンは良いほうだと思います。
ヘンなことをやろうと思っているとカンが良くなる。


常識とは思考停止である。
スピンの状態を「上向き」「下向き」と呼びわけるのは常識だが、
それを"常識"としてのみ処理している人は、
その"常識"が何に立脚しているかを忘れてしまう。


常識とは硬直である。
新しい現象に遭遇しとき、もしその現象が"常識"と矛盾したら、
"常識"でものごとを処理してきた人は、二者択一を迫られて、
目の前の現象のほうを否定しかねない。


自分の研究期間中に、津波によって史上最悪ともいえる事態が発生した以上
この仕事は、僕の使命だと考えています。


予想を立てて、実験をして予想がはずれても
はずれたときこそよろこぶべきなのです。
新たな発見が隠されている可能性があるのですから。


こんなものがあるのか?
この研究所は突拍子もない提案をしても、
とりあえず聞く耳はもってくれそうだ。


バイオ燃料として、藻ほど優れているものはない。
日本の休耕田や耕作放棄地を全部利用すれば、
日本は石油を輸入する必要がなくなるんです。


彼らは純粋に数学的な興味で研究している。
ならば俺は、数学で社会的な問題を解決するような研究をしよう


事故が起こると
『子供は想定外の行動をするから』
と、親は言います。
玩具、生活用品などの製造者も同様です。
ところが、小児科医に言わせれば、
子供の行動パターンはロボットのようにみな同じで、予測可能なのだそうです。
この認識のギャップを、工学で埋めたいんです。






engineer_takafumi at 23:42│Comments(0)TrackBack(0)★理系本の書評 | ⇒ 一般・その他の科学

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