2011年01月14日

20代で人生の年収は9割決まる

本日は土井英司氏の
20代で人生の年収は9割決まる
です。


本書は土井英司氏の新刊ということで、迷わず購入しました。

テーマは20代向けの自己啓発書なので、
僕にとってはタイトルで既に対象者ではないのですが、
あらためて考えさせられることも多かったです。


著者は現在の若者は結果を出すのを急ぎすぎる、
という懸念を持っていて、
20代のうちは華々しい結果よりも、
自分の基礎を作るときだと説きます。

インターネットが普及して、
若くして、芸能会などで大成功した人だけでなく、
ビジネスの世界で成功した人の情報もあふれている中、
どうしてもあせりが出てしまうのでしょう。

でも、やっぱりそれは自分のためにもなりません。
僕は既に20代でもありませんが、
基礎を固めることなく、事を急ぎすぎてはいけない事を
再確認しました。


各章ごとに、ブックガイドがついているのが、
ビジネス書で有名な著者らしいと感じました。


一つ疑問に思うのが、土井氏であれば、
メディアでも、出版業界でも、マーケティングでも、
他にも出版テーマはいくらでもあると思われるのに、
なぜ20代向けの自己啓発書を書くのか、ということです。

これは、ビジネス書の王道はここにあるというメッセージを
著者が発しているようにも思えます。


出版業界の最先端を走る土井氏の著書です。
単に、自己啓発書として読むのも良いですが、
一語一句、著者の狙いを考えながら読むと
学ぶことが非常に多いでしょう。

本来の対象者以外でも、
出版やメディアの業界の方、関心のある方は
一読するべき一冊でしょう。



経済状態はどん底、不況といわれる今は、
ものの見方を変えれば「選択肢の多い世の中」といえます。


組み合わせが「意外・多数・複雑」だと、
ほかに代わりのいない人材になれる。
これは一つの道を究めるより、ぐんと成功率が高い作戦といえます。


言いつけどおりにきちんと素直にこなすこと、それ自体が才能です。


創世記の人気産業は、企業としてまだ形が整っていません。
教育ノウハウもないし、知恵も蓄積されていない。
そんなところで学べるわけがないのです。


僕がおすすめするのは、斜陽産業です。
潰れそうな会社にこそ、たくさんの知恵が詰まっています。


斜陽というのは、一度は日が差した歴史があるから、斜陽なのです。


成果が出ていないのに、「私のやり方」にこだわる人は、
素直さが致命的に欠けています。


共感のコレクションを始めたら、成長はもう終わりだ


ありがちなミスは「やりがいがあること=やりたいこと」という勘違い。
やっていて楽しいことを、やりがいのある仕事だと思い込んでしまうのです。


目立つ部署と花形部署は違っていたりもするので、
根本的なビジネスモデルを理解することが大切です。






engineer_takafumi at 02:57│Comments(0) ★一般書の書評 | ⇒ 自己啓発

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