2011年04月29日

子どもの脳によくないこと

本日は小西 行郎氏の
子どもの脳によくないこと
です。
子どもの脳によくないこと (PHPサイエンス・ワールド新書)


当面PHPサイエンス・ワールドは全てチェックしようと思い、
本書を購入しました。


これは、大学で小児医学を研究している方の
本なのですが、読んでみると普通の妊娠、育児本と
内容はあまり変わらないかな、という印象です。

サイエンスシリーズだからと難しい内容が
書かれているわけではなく、
赤ちゃんに対して、母親や父親が
どう接すれば良いか、そんな内容です。

ただし、著者は医学のバックグラウンドがあり、
たくさんの子どもを見てきているわけですから、
発する言葉の重さが違います。

僕も二児の父親なので、参考になることが
大変たくさんありました。


やはり、妊娠中の女性やそのパートナー、
そして子育て中の人におすすめの本です。





お腹の中にいるからといって赤ちゃんはお母さんと一心同体なんかではない、
当然お母さんの持ち物でもない、ということです。


羊水に砂糖を入れると赤ちゃんは飲むということもわかっています。
味覚はすでにちゃんとあるのです。


赤ちゃんが自分の体に触ったり、
自発的に周りにある他のものを触るということは、
赤ちゃんの発達には絶対に欠かせないもので、
赤ちゃんがアクティブに触っていくということが重要だと考えられます。


理解する言葉は年齢によって、つまり脳の発達によって、
変わっていくことが通常です。
それを無理に先取りしようとする育児には賛成できません。


実はテレビを長く見ている子どもも、
テレビを見ていない子と同じくらい長く親と会話をしていれば
発達に障害はなかったそうです。


紫外線に当たらないとビタミンDは活性化しません。
せっかく摂取したカルシウムも骨にはなりません。
ビタミンDは、紫外線に当たって初めて、酵素の役割を果たすのです。


いい抱き方をするなら、誰が抱こうと赤ちゃんは泣きません。
愛情は関係ありません。テクニックです。


子どもが三歳までは母親が育児をしなくてはならない、
母親の愛情が絶対に必要、そう思い込むのは、
もう終わりにしていいと思います。


今、進化心理学ではおばあさんという存在が注目されており、
子どもを産めなくなった女性が生き残っているのは
育児をするためであろうと言われているのです。


父親がいないと父性が欠落しやすいと思われがちですが、
なくなるのは母性だと言われています。
それは母親が父親役を務めているからです。


お母さん、この訓練をこの子に強制するのはどうなのかな、
どうも違うような気がする。


眼の不自由な友人は、
私のことを「見常者」、自分のことを「蝕常者」と言います。


まずいものを美味しく食べさせるほうがよっぽど難しいと思います。
それが「食育」じゃないかと思うのです。


いい加減に褒めても子どもはすぐに見抜いてしまいます。


その子本人をすごいと言うのではなくて、
やったことを褒めてやるのです。


ネイティブな外国語を、日本語を習得する前に多く与えていた場合、
二ヶ国語を混ぜて変な話し方をするようになってしまった
という例があまりにも多かったのです。






engineer_takafumi at 23:45│Comments(0)TrackBack(0)★理系本の書評 | ⇒ 医学・人体

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