2011年05月02日

繁盛店をつくる立地選び

本日は崎元 則也氏の
繁盛店をつくる立地選び
です。


本書は自分には特に関係のない本なのですが
ふいに気が向いたので買って読んでみることにしました。


僕はこの本を興味だけで読んでみたのですが、
出店にまつわる話の奥深さに驚かされました。

例えば、素人目ライバル店は近くにない方が
良い気がしますが実際はそうとも言えないことや
人の流れを作るノウハウなど、
非常に興味深かったです。

特にチェーン店などでは、
出店は非常に重要なノウハウなのでしょう。
そのことがよくわかりました。


また、出店に関してお金の話や物件の話など
かなり実践的な知識が書かれており、
出店を考えている人にとっては
とても役に立つことと思います。


やはり、実用書なので、出店を考えている人が
勉強のため山ほど読む本の中の一冊に加える
ということがこの本のあるべき姿でしょう。

将来、独立してお店を出そうと考えている人は
必読の一冊になると思います。



最近は「人通りが多いのにお客さまが来ない」
という傾向が全体的に見られます。


そもそもエリアに需要がなければ、ライバルがいないのは当然です。


競合店の存在は、決してマイナス面ばかりではなく、
プラスの役割を果たすこともあるのです。


看板を置く際のポイントは、
「人の流れのある方向に見えているかどうか」です。


1階と2階の間に大きく看板がかかっているので、
てっきり1階にお店があると思い、入り口に入ってみたら、
いきなり専用階段で2階に上らされた経験はないでしょうか。


「何となく」「雰囲気がいい」という理不尽な理由でお店を選ぶわけです。


ムダなスペースはゆとりを生むので、
できる範囲で取り入れることをおすすめします。


一瞬で何の店かを知らせるためには、
「お店の名前より、業態を知らせる」方法が有効です。


アプローチに「くぐる」「またぐ」「歩く」など、
お客さまにちょっとした動作をさせる場所をつくると、
非日常性を演出できます。







engineer_takafumi at 03:23│Comments(0) ★一般書の書評 | ⇒ ビジネスその他

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