2011年09月07日

地理と気候の日本地図

本日は浅井 建爾氏の
地理と気候の日本地図
です。
地理と気候の日本地図 (PHPサイエンス・ワールド新書)

当面PHPサイエンス・ワールドは全てチェックしようと思い、
本書を購入しました。


この本は日本の気候についてまとめられた本です。

僕は日本の気候だけ、という本は
読んだことがなかったので、
色々な気づきを得ることができました。

日本各地で先人達がどのように、その地独特の気候を
利用してきたか、また苦しめられてきたかが
とてもよくわかります。


また、温度や日照時間など、
データが直感に反するものも多くて驚きました。

特に、積雪量世界一は滋賀県で観測されたということや
8月は那覇より大阪の方が暑いということは、
雑学としても面白いと思いました。


サイエンスシリーズですが、
何の専門知識もなく楽しめる本なので、
普段読んでいる本に代えて読んでみるのも
良いのではないでしょうか?

天気というのは、古今東西で無難な話題ですので、
人と話すことが多く、話のネタを増やしたい
と考えている人には特におすすめの本です。






北に吹く風は地球が時点する力により進路を変えて西風になるのだ。
これが、北緯30度から45度くらいに位置する日本列島の上空を
一年中吹いている偏西風なのである。


気象庁ではその時点で最高気温を記録した日を境として、
それ以降で最初に雪か霙による降水があった日を初雪として定義している。


日本一寒い都市といわれている北海道旭川市の年平均気温は6.5℃だが、
富士山頂はマイナス6.4℃。実に13℃の気温差がある。


積雪量世界一を記録したのは滋賀県と岐阜県の境界にそびえる伊吹山で、
その山頂は滋賀県にある。標高1377mとさほど高い山ではないが、
高くない山であることが積雪量世界一を記録した要因にもなっている。
(中略)
伊吹山が世界最高積雪の11m82cmを記録したのは1927年で、
ギネスにも登録されている。


8月の平均気温は那覇が28.2℃、それに対し大阪は28.4℃で
大阪のほうが高いのである。
(ただし7月は那覇が28.5℃で最も高い)
日最高気温の1971年〜2000年の平均では、
8月は大阪の33.0℃に対して那覇は30.9℃、
7月は大阪の31.4℃に対して那覇は31.3℃、
このように夏は大阪が日本一暑いのだ。


一年中温暖だと思われている瀬戸内海沿岸だが、
岡山市の最寒月(1月)の平均気温は4.8℃、広島市は5.3℃で、
東京(5.8℃)より寒いのだ。
晴天の日が多い瀬戸内海沿岸では、冬の放射冷却で
水深の浅い瀬戸内海の海水温が著しく下がるからである。






engineer_takafumi at 00:59│Comments(0)TrackBack(0)★理系本の書評 | ⇒ 地学・環境・宇宙

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