2012年03月05日

透明人間になる方法

本日は白石拓氏の
透明人間になる方法
です。
透明人間になる方法 (PHPサイエンス・ワールド新書)

当面PHPサイエンス・ワールドは全てチェックしようと思い、
本書を購入しました。


「透明人間になる方法」という、少し怪しい?タイトルですが、
中身はいたって真面目な科学技術の本です。

透明人間になったり、頭で念じるだけでモノを動かすこと、
こんなことは科学技術で原理的には実現可能なのです。


本書は実現性の高い技術からまだまだ難しい技術まで
開発中の様々な科学技術を5段階に分けて紹介しています。

一番実現性が高い技術では、
カプセルにカメラ、通信機器を組み込んだカプセル型内視鏡など、
逆に一番実現性の低い技術としては、
静止軌道までエレベータで移動する宇宙エレベータなどが
紹介されています。


SF小説の世界か、と感じるようなものもありますが、
ここで描かれているのはれっきとした科学技術です。

決して、怪しいトンデモ科学ではありません。

そんな意味で、トンデモ科学と本当の科学を見分けるために
本当の科学の参考として本書を読むのもいいかもしれません。


人と話すことが多い人で、話題を探している人にお勧めです。
本書は科学分野の良い話のタネを提供してくれるでしょう。




もし人工的に透磁率が一以外の数値となるように操作できれば、
屈折率が自由に変えられるようになる。
そして、透磁率と誘電率の両方を負にすることができれば、
図3の式より、虚数×虚数=負の実数なので、
つまり負の屈折率が実現することになる。


日本はBMI研究において欧米に後れを取っていたものの、
2000年以降急速に研究開発が進み、2009年には
ホンダのロボットASIMOを脳で念じて動かす実験に成功した。


高カロリーの食事こそが、寿命を縮める原因になっているのかもしれない。


もし1000個の量子ビットが実現すれば、
「京」が数億年かかるような演算を数十秒でこなせるほどになるのだ。


量子コンピュータを現実につくれることは、数学的にも証明されている。
にもかかわらず、いまだ基礎研究の段階にとどまっているのは、
量子もつれの関係にある十分な数の量子ビットを備えることが難しいことや、
量子の重ね合わせ状態を維持できる時間が短いことなどが挙げられる。







engineer_takafumi at 00:33│Comments(0)TrackBack(0)★理系本の書評 | ⇒ その他の工学

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