2012年08月22日

アイデア・バイブル

本日はマイケル・マハルコ氏の
アイデア・バイブル
です。
アイデア・バイブル

本書はアイデアを出す方法論が知りたくて
購入しました。


世の中にはカードや付箋を使うもの、
チャートやマトリックスを使うもの、
またブレインストーミングの方法論など
様々なアイデアの発想法が存在しています。

本書は38のアイデアの発想法を集めた
まさにアイデアのバイブルといえる本です。

恐らく、これ一冊あれば世の中に存在する発想法は
(少なくともエッセンスは)網羅されているでしょう。

左脳型、右脳型、グループで行う発想法に分かれていますが、
個人的には右脳型の発想法が心に残りました。

夢や幻覚を利用した発想法など、
最初は??と感じるものも多かったのですが、
それこそが潜在意識を活性化できる
発想法のように思えてきました。


なお、ナビゲーターの加藤昌治氏も強調していますが、
本書は読むというより使う本です。

読み流すだけではほとんど意味がありません。
確かに内容はあまりに実践的で、
ここまで書いてあるのに実行しないのは
いかにももったいないと感じます。

私も右脳系を中心にチャレンジしています。
早く結果が出せるようになれば良いのですが。


特許のアイデアに悩んでいる
エンジニアにもお勧めの一冊です。




ネガティブな人は創造的になれない。


毎日の生活の中へ、わざと変化を組み入れよう。


サルになってはいけない。すべての前提条件を逆転させよう。


「SCAMPER」発想法
・S:Substitute(代用)
・C:Combine(結合)
・A:Adapt(応用)
・M:Modify(修正)
・M:Magnify(拡大)
・P:Put to other uses(他の用途)
・E:Eliminate(削除)
・R:Rearrange(再編成)


専門家が見くびっているものほど、
真にすばらしいアイデアであることさえある。


直感を使うとは、自分の感情に目を向け、
その的確さを知り、感情をうまく活かすことだ。


直感力のある人はロジックが突然飛躍したときでも
状況全体を促えることができ、優れた洞察力を発揮する。


課題解決がうまくいかなくなったら、
一度放っておくインキュベーション期間を設けよう。


何か見知らぬものに出会ったときには詳細に分解、
分析して理解できるものにしようとする。
あるいは見慣れたものに変えることができないかと検討してみる。


矛盾やパラドックスといった観点からアイデアを考えることは、
クリエティブな思考の顕著な特徴だ。


クリエイティブな人たちは、何かに両面性があって
調和がとれていなくてもあまり気にしない。


潜在意識とは純粋で本質的な存在だ。
大自然と同様に、その恵みの探し方を知っている人に、
素晴らしい贈物をくれる。


コントロールしたい欲求のせいで、ブレーンストーミングの場でも
アイデアが凍結させられ、自由な発想が妨げられることになる。


新しいアイデアを評価するときは一瞬で決めてしまいがちだが、
その判断はたいてい間違っている。


ネガティブな思考の持ち主は、
誰かが言ったアイデアの些細な部分だけを気にして全体を脱線させてしまう。


誰かが「そうですね。しかし……(Yes,but…)」と口にしたら、
「そうですね。それに……(Yes,and…)」に言い換えてしまおう。


経験そのものは白でも黒でもない。何らかの意味があるわけではない。
経験を解釈することによって、初めて意味が生まれる。


人生において、人間が不幸になる原因の大半は
学んできた思考、考え方にある。


いきなりスゴイアイデアを思いつくのは天才だけ。
残念ながら私たちは数多くの選択肢を出し、その中から
1つ2つの「イケそうなアイデア」を発見することしかできません。


最初は「わがまま」から始まったアイデアでも、
必ず社会からの要請によって「思いやられて」いく。







engineer_takafumi at 23:37│Comments(0)TrackBack(0) ★一般書の書評 | ⇒ クリエイティブ

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字