2012年08月08日

エンジニアが30歳までに身につけておくべきこと

本日は椎木 一夫氏の
エンジニアが30歳までに身につけておくべきこと
です。
エンジニアが30歳までに身につけておくべきこと

本書は若年エンジニア向けのベストセラーと知り、
興味を持って購入しました。


本書は学生から入社して数年のエンジニア向けに
キャリアや仕事の進め方を説いた本です。

キャリアやコミュニケーションといった一般的な事柄を
著者の経験を交え、エンジニアに特化した内容に
焼きなおしてくれています。

著者が日立の中研から大学教授というキャリアのため、
産業界でも大学でも通用するという説得力があります。

私は中堅エンジニアなのですが、
読んでいて非常に共感する部分が多く、
もっと早くこんな本に出合えていれば、と感じました。

特に面白いと感じたのは、下記のような話でした。
・大学の研究者とエンジニアの違い
・エンジニアが直面するコミュニケーション技術
・エンジニアのプレゼンテーション
・エンジニアと特許


エンジニアを志望する学生にはぜひ読んで欲しい一冊です。
まず、就職活動で大きな力になってくれるでしょうし、
入社して数年までバイブルとして使えることでしょう。




応援するチームの優勝を喜ぶファン心理と類似なものだ。
勝利の感激は味わいたい、しかし自分が試合に出て戦おうというわけではない。
有名企業の中で、その企業がこれまで蓄積したポテンシャルを
利用して成果を出し、満足感を得たい、会社には
「そのおぜん立てをしてほしい」と言っている場合が多いように思える。


現状では文系に比べて、理系が金銭面で有利と言えないのは事実だが、
理系人の待遇が特にひどいわけではない。


どういうわけか『広辞苑』には、「技術者」という見出し語はあるが、
「研究者」という見出し語はない。


「珍しい宝を偶然発見する能力」があるか


プログラムを書く仕事をやりたいと思って
ソフトウェア関連の会社に入社したのに、
実際にやる仕事はプログラムを外注するための
仕様書をかくことだったりする


仕事を始めると、面白そうな結果やよく理解できないことが
出てくることがよくある。
しかし細かい点にこだわって横道にそれてしまっては、
当初の目標が達成できなくなる恐れがあるので、
本質ではないと判断したら、それには触れないようにする。


うまくいっているうちに次の仕事の準備をしておくのである。
仕事が順調に進んでいるときは余裕があるから、
あまり細かいことは言われない。


「こんな問題があって、このようにして解決したいのですが」
と相談しておけば、本人も早めに適切なアドバイスを得られたはずだ。


悪意のある否定的な質問に関しては、答え方を注意しなければならない。
否定的な質問とは、聞き手の意見がプレゼンテーションの主張と
異なるために、質問という形で出てくる「反対意見」である。


この場合、たった一人の否定的な質問が、聴衆全体を巻き込み、
結果としてあなたのプレゼンテーションの努力を
無に帰してしまう恐れがある。


質問に挑発されず、一度質問を肯定的な言い方に
直してから答えると良い。


プレゼンテーションの場で聴衆と喧嘩をしては、負けである。






engineer_takafumi at 22:56│Comments(0)TrackBack(0)★理系本の書評 | ⇒ 理系の人・理系社会

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