2013年03月09日

人を動かす伝え方

本日は中谷彰宏氏の
人を動かす伝え方
です。
人を動かす伝え方

本書は出版社よりご献本いただきました。
あさ出版様ありがとうございました。


中谷彰宏さんの今回の本は「伝え方」です。

伝えるということはとても基本的なことですが、
それに意識を持っている人がどのくらいいるでしょうか?

恐らく、伝えることを専門としているわずかな人以外
自己流のてきとうな方法を続けている人が多いでしょう。


本書は伝えることのプロ中のプロである中谷さんが
自分のノウハウを惜しげなく公開しています。

それも元コピーライターが語る特殊な話でなく、
普通の人が普通のシチュエーションで使える
実践的な例ばかりです。

「どっちでもいい」は「どっちもダメ」
「楽しかったです」より「ドキドキしました」
「○○さんへ」より「○○さんに」
などは特に使えそうだと思いました。

受け取る側に立ってみればわかるはずなのですが、
伝える側に立った時にそれがうまくできないんですよね。


接客業についている人、始めて部下を持った人
異性とのコミュニケーションが上手くいかない人
などにお勧めの一冊です。
問題解決への糸口をつかめることでしょう。




一生懸命な人、優しい人ほどよけいな情報を盛り込みすぎて、
結果として冷たいことをしているのです。


伝え方のヘタな人は、自分の頭の中に浮かんでいる
映像だけを見て話しています。
それよりも、聞き手の頭の仲に浮かんでいる映像を
見ながら話すことが大切です。


「私は楽しかった」ではなく「私たちは楽しかった」と言うのです。


前から聞く言葉より、後ろから聞く言葉のほうが、
人間はより説得されるのです。


パソコンの画面で見る時とスクリーンで見る時は
文字を変える必要があります。


250字詰の原稿用紙にドンと大きく1個書くのがコピーなのです。
それに耐えられるものでないとコピーとしては弱いのです。


「どっちでもいい」と言われると「どっちもダメ」に聞こえます。


私はまず3番目の質問から答えて、「2番目はなんだっけ?」と返します。


外国人がうまいのは、「君はホチキスのとめ方がうまいよね」
と部分的にいつもほめるところです。


「チャー・シュー・メン」と言いながらスイングしている時は、
よけいなことは考えません。


「楽しかったです」と「ドキドキしました」とでは、まったく違います。


気持ちをのせる方法は「○○さんに」です。







engineer_takafumi at 22:59│Comments(0)TrackBack(0) ★一般書の書評 | ⇒ 自己啓発

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