2013年05月29日

同時通訳者の頭の中

本日は関谷英里子氏の
同時通訳者の頭の中
です。
あなたの英語勉強法がガラリと変わる 同時通訳者の頭の中

本書は同時通訳者がどのように英語に接しているか
知りたくて購入しました。


少し考えれば分かりますが、
同時通訳というのは非常に難しい作業です。

例えば、会議中などで日本語で電話をしていて、
その内容をリアルタイムに周りの人に伝える。

リアルタイムに会話内容を伝え、人と共有することは
たとえ母国語であっても簡単なことではありません。

それが、外国語であれば難易度がさらに上がることは
容易に想像できるでしょう。


本書は英語学習法について書いた本で、
内容としてはベーシックですが、
端々に見える同時通訳者としての経験が興味深いです。

特に英語の映画をまるごとディクテーションしていた
という話が印象に残りました。

僕にはとてもそんなことをする根気はありませんが、
著者にとってはそれを続けられるほど
外国語のコミュニケーションが好きなのでしょう。


通訳や外国語を使った仕事を希望する
学生の方にお勧めの一冊です。

同時通訳者とまでなった言語のエキスパートが
学生時代にどんな勉強をしていたか、
ということは非常に参考になるでしょう。






私の経験では、空白の時間を3秒つくってしまうと、
「同時通訳機材の電源が入っていないのではないか」と、
聴いている人が不安になります。


英語は「速い」のではなく、「短い」のです。


IとWeは意識的に使い分ける


私はあまりpleaseの多用はお勧めしません


ほかの人の英語について評価を下すこと、これは絶対にしてはいけません。


中級者以上になってくるとリーディング量の多寡が、
その後の英語力を大きく左右してくるように思います。



英語学習で一番効果があると私が思うのはディクテーションです。


英語圏、特にアメリカにおいては「丁寧」は
知らない相手に対して使う表現です。






engineer_takafumi at 23:36│Comments(0)TrackBack(0) ★一般書の書評 | ⇒ 勉強・教育・心理

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