2013年06月27日

日本に殺されず幸せに生きる方法

本日は谷本真由美氏の
日本に殺されず幸せに生きる方法
です。
日本に殺されず幸せに生きる方法

本書は編集者の方より献本いただきました。
あさ出版の吉田様ありがとうございました。


本書はロンドン在住の著者が海外からの視点で
日本人はどう生きるべきか、ということを語っています。

単純に現在の日本の状況に当てはめられるか
というと疑問もありますが、
著者の長い海外生活からの体験や考察は
一見の価値があります。


イタリアやスペインなどのラテン系の国々が
なぜ今苦境に立たされているのか。

著者の生の体験を通した考察は、
テレビのニュースなどでは伝わってこない
一面が見えた気がしました。

また、イギリスのサッチャー首相というと
イギリスを立て直した人という印象があったのですが、
金持ちと貧乏人の格差を広げて、
その死を祝った人がたくさんいた、
という現実があったことを知りました。


現在のヨーロッパについて学びたい人にお勧めです。
外国を美化しがちなマスコミが伝えない
ヨーロッパの別の一面をみせてくれるでしょう。




イタリアやスペインのような「ラテン圏」で重要になるのは、
すでに紹介したように「誰を知っているか」であり、
「何ができるか」ではありません。


日本では当たり前な24時間営業は、治安がいいからできるのです。


「奪おう」ではなく「買おう」と自然に思うのは豊かさの証です。


日本の会社は始業時間の30分から1時間も前に出社するのに、
「会議をいつまでに終わらせる」「何時までに帰る」
といったことをまるで考えていません。


サッチャーは2013年の4月に亡くなりましたが、
イギリスのあちこちでサッチャーの死を祝う人々が声を上げ、
行動を起こし、暴動に発展したところもありました。


必要ないものやサービスを提供せざるを得ない理由は、
実は消費者である私達に原因があります。









engineer_takafumi at 06:46│Comments(0)TrackBack(0) ★一般書の書評 | ⇒ 自己啓発

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