2013年11月14日

ゼロ

本日は堀江貴文氏の
ゼロ
です。
ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく

本書は堀江さんが今何を考えているのかを
知りたくて購入しました。


この本の帯にはこんなことが書かれています。

僕は今まで、誰かにわかってもらおうという
努力をほとんどしてこなかった。
(中略)
でも、いま再出発しようとしている僕には、
本当に伝えたいことがある
だから僕は変わろうと思う。
言葉を尽くして、語っていきたい。


もちろん、僕は堀江さんに直接お会いしていませんが、
著書などで色々な方が語る堀江さん象を聞いていると、
人に伝えることを重要視していないように感じます。

ただ、この本は、初めて堀江さんの生い立ちから
語られた、伝えたい意思が伝わる本でした。

まず、自分を完全にオープンにしないと、
言葉が伝わらないのです。


拘置所や刑務所の中で考えたこと、
両親との関係、離婚後に一度も会っていない息子
そんなことを知ると、堀江さんという人柄が
見えてくるような気がしました。

やっぱり、マスコミが作ったホリエモンは
ただの虚像なんでしょうね。

ただ、以前の堀江さんはそれを訂正することもせずに
むしろ利用していたような感があります。

でも、今はみんなに本当の自分を知ってもらおうと
懸命の努力をされているのです。

堀江さんのこれからの活動に、
期待させられる一冊でした。


ホリエモンが嫌っている人に読んでもらいたい一冊です。
堀江さんを見る目が変わることでしょう。




物事の出発点は「掛け算」ではなく、必ず「足し算」でなければならない。


両親は勉強よりもずっと大切な、「働くこと」の価値を教えたかったのだと思う。


僕にとっての勉強とは「説得のツール」だったことだ。
子どもとは、大人の都合によっていくらでも振り回される、無力な存在だ。
しかし、勉強という建前さえ掲げておけば、大抵のわがままは通る。


経験とは、経過した時間ではなく、自らが足を踏み出した歩数によって
カウントされていくのである。


少しでもおもしろいと思ったら、躊躇せず飛び込む。
そうしないと、せっかくやってきたチャンスは流れる桃のように
過ぎ去ってしまう。


どうすれば没頭することができるのか?
僕の経験から言えるのは、「自分の手でルールをつくりこと」である。


ツイッターで100万人のフォロワーがいる人にとって、
1億円の資金を集めることはなんらむずかしい話ではない。
しかし、どこかの誰かが1億円の資金を投じても、
決して100万人のフォロワーを作ることはできない


人は「ここでいいや」と満足してしまった瞬間、思考停止に突入してしまうのだ。


「悩む」とは、物事を複雑にしていく行為だ。


「考える」とは、物事をシンプルにしてく行為である。


僕は自分の老後はおろか、たとえば10年後や20年後の自分について、
いっさいの計画を持っていないし、不安もない。


過去を振り返っても事態は変わらず、未来に怯えても先へは進めない。


僕は仕事をする上でも、できれば1ヶ月、せめて半年くらいで
結果がでるようなプロジェクトばかりを動かしていたい。
(中略)
逆にいうと、10年かかる壮大なプロジェクトみたいなものには、あまり興味がない。







engineer_takafumi at 23:28│Comments(0)TrackBack(0) ★一般書の書評 | ⇒ 自己啓発

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字