2014年05月15日

起業の技術

本日は浜口隆則氏の
起業の技術
です。
起業の技術

本書は起業の実践的教科書として評価を得ていたので
興味をもって購入しました。


著者は起業家向けオフィス事業で自らも起業を成功させ、
その後はコンサルティングや資金を投資するエンジェルとして
数千社もの起業に関わってきた、起業の一人者です。

著者は「起業はそれほど難しくない」と主張します。
それにも関わらず、失敗する人がとても多いのは、
「起業のための技術」を学んでいないからといいます。

起業するほどの人は、当然仕事ができるわけですが、
起業のためには、普通の仕事とはまた違った技術が
必要となってくるのです。

本書はそんな著者が起業に必要な技術をまとめたものです。

基本というものは、わかっていても実践することは難しいものです。
そこで、いつもこの本をそばにおいて読み返すようにしておけば、
ミスを防ぐことができるでしょう。


個人的にはブランド力の部分が心に残りました。
ブランド力がある会社とそうでない会社の違いは
矢印が内向きか、外向きかということである。
これほど、本質を言いえている言葉はないかと思います。


名前の通りですが、起業している人、考えている人にお勧めです。
たった2200円で、最高レベルの対費用効果が得られるでしょう。



起業は、それほど難しくはありません。たしかに「簡単」とまでは言えません。
しかし90%もの挑戦者が失敗するほどは、本来、難しいものではありません。
難しくしているのは起業家自身なのです。


起業家の多くが、ある間違った考えを持っているからです。
優秀な実績を持つ人ほど、それを持っている場合が多いです。
それは「仕事=経営」という考え方です。
(中略)
優秀な人は仕事ができます。
だから「経営もうまくいく」と無意識に考えているので、
「跳ぶ技術」を学ぼうとしないのです。


「経営のパフォーマンス」 = 「商品力」 ×「営業力」×「管理力」


ある会社がミッションを持つ会社と持たない会社の収益差を調査しました。
収益差は何倍あったと思いますか?「1.76倍」です。


ミッションを持たない会社は、揺るぎない目的やゴールがないために、
経営方針や活動がブレてしまうことが多いです。


「私たちは花屋に命をかけています」と言わんばかりの心意気が感じられます。
人は、そういう人や会社からモノを買いたいし、仕事を任せたいものです。


「困りごと」に敏感になりましょう。それがビジネスの種です。
そういった意味では起業家は「困りごとの専門家」じゃないといけません。


価値がある商品でも、分かりにくいという理由で売れていないことが、
実は多いのです。


「価値は必ず劣化する」


ブランド力がない会社は経営資源を求めて外へ外へと
動き回らないといけません。矢印は「外向き」です。
しかし、ブランド力が高くなってくると、そんなことをする必要がなくなります。
外へ外へと動き回らなくても経営資源が勝手に集まってくるようになります。
矢印が「内向き」になってくるのです。
この矢印の向きがブランド力のある会社とない会社の決定的な違いです。


読むか読まないかの選択権は100%読む側にあります。
潜在顧客に対して読むことを強いることはできません。


売ることに罪悪感を持っている起業家は本当に多いものです。


「焼き畑農業になっていませんか?」
この質問は「既存客フォロー」ができていない会社に
既存客フォローの大切さを認識してもらうために投げかけている言葉です。


最も重要な計器は何でしょうか?それは「現金預金残高=キャッシュ」です。
他の計器は忘れてしまってもキャッシュの動きだけは
目を離さないで下さい。


資金が必要なら、最も難しいところから行くことです。


優れた人たちは職位で動かされるのでなく役割で動く


右腕を探す段階で多くの人が陥る間違いがあります。
それは「自分と似たような人を選んでしまう」ということです。


育成力のありそうな有名な複数の企業を調査したら、
結局、どこも採用に力を入れていることが分かりました。


「育成する時間がない」「即戦力がほしい」と思うのは当然ですが、
最初から完璧な人は少ないわけですから「育成力」は必要です。


自立型のチームを最も求め最も恐れているのは
「社長自身」であることが多いのです。


良い仕組みをつくるための最大のコツは「人を信じない」ということです。


最も無益なのは「仕組みは作ったけれど実施されていない」
という状態です。


最も効果が高く投資対効果が高い投資先は「自分自身」です。








engineer_takafumi at 00:51│Comments(0)TrackBack(0)★一般書の書評 | ⇒ 経営

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