2014年04月11日

決算書でわかる! いい会社、やばい会社は「ここ」で見抜く!

本日は大畑伊知郎氏の
決算書でわかる! いい会社、やばい会社は「ここ」で見抜く!
です。
決算書でわかる!  いい会社、やばい会社は「ここ」で見抜く!

本書は決算書の読み方を知りたくて購入しました。


本書の著者は、銀行にで貸付業務を担当した後、
公認会計士になったという経歴の持ち主です。

銀行時代は決算書を見て、企業の値踏みをしていた、
つまり、決算書を使うプロだったというわけです。


そんな著者が、豊富な実例を交えながら、
決算書の読み方を教えてくれます。

グリー vs DeNA など、いま旬の企業を扱っており
興味深く読みすすめることができます。

また、2色刷りが効果的に使われていて
とても読みやすい一冊です。


個人的には「継続企業の前提に関する注記」が
ついた企業でも、ほとんどは事業を継続できている
という話が一番あたまに残りました。



営業や技術部門など、決算書に直接触れない人が
決算書を学ぶのにお勧めの一冊です。

分かりやすく書かれている上、実際の企業の例を出し、
興味を持てるようになっているので、
今まで挫折した人でも、無理なく決算書を学べるでしょう。





現実には、調達源泉である内部留保(利益余剰金)が
そっくりそのまま現金や預金として運用されているわけではありません。
機械設備や営業活動に必要ないろいろな資産になっているわけです。


引当金とは、将来の何らかの支払いに備えて計上されるものです。
つまり、支払いは将来発生するので、
「その将来の時点まで、支払いを待ってもらっている負債」
と言えるのです。


棚卸資産残高が不自然に増加している会社は、
不良在庫を抱えている可能性が高いと言えます。


不良在庫は、発生率がわずかであっても、
会社の損益に著しい悪影響を与えます。


貸付審査の現場では、中小企業において
「年商が20億円を超えると社長の目が現場に届かなくなる」
と言われていました。


「継続企業の前提に関する注記」が記載された会社が、
直ちに経営に行き詰まるとは限りません。
業績が不振でも、資金繰りさえ確保できれば会社は存続できるからです。
現に、平成24年3月期決算では、41社がこの注記を行っていましたが、
このうち平成25年3月末までに上場廃止になった会社は1社、
倒産した会社は1社でした。








engineer_takafumi at 22:50│Comments(0)TrackBack(0)★一般書の書評 | ⇒ 経済・会計・お金

トラックバックURL

コメントする

名前
URL
 
  絵文字