2014年07月27日

成城石井はなぜ安くないのに選ばれるのか?

本日は
成城石井はなぜ安くないのに選ばれるのか?
です。
成城石井はなぜ安くないのに選ばれるのか?

本書は出版社よりご献本いただきました。
あさ出版様、ありがとうございました。


最近、ビジネス書やテレビなどで見ることも多い
成城石井の「仕組み」について語られた一冊です。

なんとなく、高級スーパーが時流にあっているのかな?
とくらいしか考えていなかったのですが、
この本を読んで、その計算された仕組みの素晴らしさに
感銘を受けました。


全体的にヨイショが過ぎる、パンフレットのような本
という印象もうけますが、それだけに唯一のネガティブな点
レックスホールディングの買収にともなう混乱が印象的でした。

しかし、成城石井はそれさえも乗り越え、
さらに成熟、成長を続けているのです。

現在、成城石井の売却先が話題になっていますが、
過去の経験も生かして、さらに良い会社になれる
ポテンシャルのある企業と思っています。


流通業に関わる方にお勧めの一冊です。
今、旬な企業から学ぶことは多いことでしょう。




プロのコーヒーショップのマスターが買いに来ることもあるのだとか。
業者価格で買うよりも安いからだ。


かつては三時間、四時間とかけて、わざわざ地方から
成城石井までワインを買いに来ていた人もいたという。


わからないことがあれば、気軽にお声がけください。ということなんです。
それが、成城石井のスタイルなんですね。
コミュニケーションをし、お客様と少しでも近づきたいスーパーなんです。


成城石井の場合、袋詰めは自分で行うセルフ型ではない。


卵は横の力には弱いが、縦の力にはかなりの強度を発揮するという。
むしろ卵を上のほうに置き、袋が横に倒れてしまったりしたときのほうが、
割れる可能性は高いという。だから、一番下に入れるのだ。


バレンタインデーにお菓子のバイヤーが本部にいることは絶対にないですね。
間違いなく現場のサポートに行っています。これが一体感を作る。
同じスーパーを運営しているんだから、本部も店舗も一体だ、
ということです。


消費者リサーチでわかるのは、欲しいか、欲しくないか、の判断だけです。
次に何が欲しいのかは、明言されるものではない。


それぞれ部門担当者がいますから、自分の担当の棚が小さくなれば面白くない。
でも、そういう部門の縄張りのようなものが、成城石井ではありません。
なぜなら、それはお客様には関係ないから。


思いが入らないと、こんなにも会社は変わるんだ、と改めて思いました。
みんな燃えないんですよ。
苦労して積み上げてきた成城石井のビジネスモルを、
外部の人たちにひっかき回され、混乱もして


レックスホールディングスによる買収の衝撃は、
成城石井に関わる人たちにとって相当なものだったようである。
だが、もしかしたら、この衝撃こそが、
成城石井を今の成城石井たらしめたのかもしれない。
自分たちの価値とは何か。それを改めて問い直す機会に直面したのが、
このときだったからだ。


実は挨拶ひとつとってみても、奥が深いんです。
お店の中の仲間意識や上司に対する信頼感、
会社に対するロイヤリティがなければ、いい挨拶はできません。
ミステリーショッパーで評点が厳しいお店に入っていくと、
店長と社員でギクシャクしていたり、アルバイトと社員で
コミュニケーションができていなかったりすることが多い。
そういった殺伐とした雰囲気は、売り場に出てしまう。








engineer_takafumi at 16:06│Comments(0)TrackBack(0)★一般書の書評 | ⇒ 経営

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