2014年10月28日

裸でも生きる2

本日は山口絵理子氏の
裸でも生きる2
です。
裸でも生きる2 Keep Walking私は歩き続ける (講談社BIZ)

前作の裸でも生きる には大変勇気づけられましたので、
続編を読んでみようと購入しました。

前作ではバングラディッシュ発のブランド、
マザーハウスの立ち上げまでのお話でした。

この続編では、その後急激なブレイク、会社存亡の危機、
次の国、ネパールへの進出までのお話になります。

出版と情熱大陸への出演を経て、
マザーハウスは大ブレイクします。

ただ、山口さん自身がその変化に戸惑うところもあったようで、
そんな心情を赤裸々に綴っています。


その後に起きる、信頼していたバングラディッシュでの
パートナーとの別れ、二つ目の国ネパールへの進出
そして、そこでの大きな失敗。

企業家としてチャレンジを続けていくということは、
本当に大変なことなのだな、と感じます。


個人的には、やりたいことなんて簡単には見つからない。
というところがとても印象的でした。
彼女ほど自分を追い込み、挑戦を続けないと、
本当にやるべきことなど見つからないのです。


仕事で上手くいかない時にお勧めの一冊です。
転んでも転んでも、なお前を向く著者から、
明日への元気がもらえるでしょう。




チャンスさえ与えないままに、彼らのポジションを「かわいそう」と
逆に規定してしまうようなマーケティングのどこがフェアなのか
私にはわからなかった。


私はテレビに映るような人生を歩んできたわけでもなければ、
それが単純にうれしいと思える人間でもない。
トイレに行っては泣きそうになりながら、
トイレを出てはすぐにマイクをつける。そんな日々が続いた。


徐々に「山口絵理子」と「マザーハウス」が私とは
まったく別のものとなって動いているような
感覚を抱いたのだった。


社長失格だと言っている時点で、その状況から精神的に
逃げ出したいと思っている証拠だったんだと思う。


ビジネスをしている以上、ピンチはある。
けれどもそんな時こそ、自分たちをさらに強くするための
『変化』が生まれるときでもある。


私は、こうやって起業してメディアなどに出るので勘違いされがちなのだが、
いつも内向的で自分の意見を言うのさえ恥ずかしく、
社交性なんて皆無で、一人で過ごすのが好きで、
隠れて地道に絵を描いたりするのが大好きな性分である。


一度マザーハウスという会社をインターンとしてでも知ったからには、
他の会社では満足できないはずだという私の自負があった


あちこち周囲を警戒しながら道を歩かなくていいだけでも、
どんなに素晴らしいか。
私はそういう意味で、途上国にたくさんのことを教えてもらった。
自分がいかに幸せな人間かということ。
帰る場所があるんだってこと。


大切なのは、自分自身の可能性を常にオープンにしておき、
チャンスがきたらいつでも出発できる準備を
しておくことだと思う。


自分が本当にやりたいことなんて、そう簡単には分からない。
周囲からの情報や周囲の視線を断ち切らないと、
心の底にある声にも気がつかないことが多い。


一人ダッカのアパートで体育座りしながら、
ボーッと考えた時間はどれくらい長かっただろうか。
それは苦痛としか言いようがないプロセスだった。
それを1年以上続け、ようやく見つけたスタート地点。


マザーハウスは、ストーリーとモノをセットで売っている。
前者はお金には換算できない。
けれど間違いなく、「代表取締役」が言うのだから信じてほしいが、
これがマザーハウスの競争力の源泉だ。


バッグはたくさん見てきたけど、そのバッグを買うことの
深い意味を人に語れるバッグがほしくて


小さな自分でも、問題と向き合って、ほんの少しでも、
できることを探しながらそれを実行し、持続すること。
創業者として、経営者として、会社を守ることだけを考えて、
それで一歩が踏み出せないとしたら、
マザーハウスはそれだけの会社になってしまう。


これは単純な失敗だとは受け止めていないんです。
僕たちにとっては通過点だったのかもしれない。
僕たちはこれで学んだんだ。このあとどう動くかなんだと思うんです。
僕は山口を信じている。






engineer_takafumi at 00:33│Comments(0)TrackBack(0)★一般書の書評 | ⇒ エッセイ

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