2014年11月18日

高校生が学んでいるビジネス思考の授業

本日は大森武氏の
高校生が学んでいるビジネス思考の授業
です。
高校生が学んでいるビジネス思考の授業

本書は、高校の情報科の教師が教えるビジネス思考、
という切り口に興味を持って購入しました。


今、高校では情報科という授業がありますが、
コンピュータをどう教えるかということは非常に難しいです。

単に、ワープロを使ったり、Webを見ることが
できるようになる以上に大切なものがあるはずです。

それはコンピュータとコミュニケーションをとるということです。
コンピュータは論理(=数学)で動いています。
論理を学ぶことにより、コンピュータの本質を感じるのです。

また、論理を学ぶことにより、ビジネス的な思考も
マスターすることができるのです。

これほど、明確な信念を持った教師の方がいれば、
教育のレベルは大いに上がることでしょう。



論理の話が続く箇所など、多少読みにくい部分もありますが、
実習に挑戦することにより、著者の意図をつかめるでしょう。


論理的思考を身につけたい、という人にお勧めの一冊です。
普通に勉強すれば難解な数学的な論理が、易しく学べるでしょう。



論理は「どんな場合に?」という問いには答えてくれる(可能性がある)が、
「なぜ?」には何も答えてくれない、ということです。


日常の論理に『反例があるから、偽』というルールを適用したら、
大抵のことは偽になってしまう。
日常の論理に論理学的な正しさを求めたら、
ほとんど無意味な発言しかできない。


何も言わないのは無益です。
論理をかざして否定するのは、場合によっては無益どころか有害です。


「意見(主張)には必ず理由(根拠)を添える」と。
それだけを言うと、みなさんは「当たり前だ、簡単なことだ」と思うでしょう。
でも、全然そうじゃないんです。
そのことをまずみなさんにご理解いただきたいのです。


理由3つを即座に挙げることが目標なのではありませんが、
理由を3つ挙げるためには、いろいろな立場で、
いろいろな視点で考えることになるでしょう。
その心意気が大事なんだろうと私は思います。


肯定することは、否定することより難しい。
想像力を働かせなければならないからです。
いろいろな視点で、いろいろな立場で考えなければならないからです。


「考える」ことは何なのか。ズバリ言いましょう。
それは「答えのない問題に取り組んで、所々で暫定的な仮の答えを
手にしながら、問いと答えの両方を書きかえていくこと」です。


教科書などを見ると
「モデル化が済んでいてシミュレーションすればいいだけのもの」
ばかりが並んでいて、生徒自らがモデル化する部分が
ほとんどないように私の目には見えます。


モデル化のコツは
「必須の条件をガッチリ抜き出して、他の条件はなるべくシンプルにする」
ことです。







engineer_takafumi at 00:18│Comments(0)TrackBack(0)★一般書の書評 | ⇒ 仕事術、思考法・ツール

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