2015年03月15日

保護者の心をつかむ「言葉」のルール

本日は栗田正行氏の
保護者の心をつかむ「言葉」のルール
です。
保護者の心をつかむ「言葉」のルール

本書は著者より献本いただきました。
栗田さんありがとうございました。


本書は高校の現役高校教師でありながら、
多数の著書がある著者による新刊です。

本書は言葉に焦点を当てており
保護者とうまくやっていくための「話し方」「書き方」などに
ついて書かれています。

教師だと、一番の関係者は生徒ということになりますが、
この本は保護者にフォーカスしているところが面白いと思います。

やはり、生徒にとっては一番長く接してきた人間は親ですから、
その親の信頼を得ることは、重要なのでしょう。


私は教師ではないのですが、二人の子どもの親として
教師がこのようなことを考えているのだ、
という部分がとても興味深かったです。

中でも、「ちゃんと教室運営ができているかどうかは
掲示物を見て判断する」という部分が心に残りました。


学校の教師はもちろん、塾の講師などにもお勧めの一冊です。
著者の豊富な読書量に基づき、それを教師向けに焼き直した
エッセンスを手軽に学べることでしょう。




私はモンスターペアレントというものは存在しないと思っています。


言葉とは恐ろしいもので、
「あの保護者はモンスターペアレントだから」と隠れて言っていると、
自分の対応にもその気持ちが表れていきます。


「常識的に考えて」という一言を口にしているのであれば要注意です。
それは、あなたの常識であって
世間一般の常識ではないかもしれないからです。


あなたのことが子どもを通して保護者に伝わると、
より説得力が増すという事実があります。


極端な話、あなたが熱心にただ話を聞いただけで、
「なんていい先生なんだ」と保護者は思ってくれます。


「7・5・3の法則」というものを聞いたことがありますか。
これは子どもたちから保護者に連絡事項の伝達や
文書が手渡される割合を示したもので、
小学生で7割、中学生で5割、高校生で3割と言われています。


保護者に渡して欲しい配布物は、
朝より帰りの連絡事項の際に渡したほうが確実です。


私の場合、子どもたちに保護者宛ての文書用の
クリアファイルを1つ用意させて、すべての配布物をそこに入れて
毎日保護者に渡すように指示しています。


しっかりと教室運営ができているかどうかは、
普段見慣れている掲示物で判断するのが賢明だということです。


「先生、ちょっといいでしょうか?」に続く部分が
この方の本音だということです。


「保護者会を欠席されたとしても担任として気にかけています」
と行動で示すということです。
保護者からしても悪い気はしません。


電話に出られない状況のときには無理して出ないほうがよいのです。


「子どもや保護者のために」と自己犠牲を
美談として語る先生がいますが、これは一番危険です。
なぜなら、自分が辛く苦しいと感じている先生は、
子どもや保護者にもそのような思いを抱かせて
しまうことがあるからです。







engineer_takafumi at 19:00│Comments(0)TrackBack(0)★一般書の書評 | ⇒ 勉強・教育・心理

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