2015年06月29日

入社3年目までに知っておきたい プロフェッショナルの教科書

本日は俣野 成敏氏の
入社3年目までに知っておきたい プロフェッショナルの教科書
です。


本書は著者である俣野さんの本を全部読んでみたいと思い
購入しました。


この本は著者の俣野さんが、
実在する25歳のサラリーマンに向けて書いた本です。

「若いうちはがむしゃらに」と良く言われますが、
特に若いうちは、方向が定まっていないので、
いくら努力しても、前に進めないことがあります。

その正しい努力の方向を指し示してくれるのが本書です。


なんといっても本書で大事だと思うのは、
「仕事は楽しいものである」という認識です。

仕事は苦行であり、だからお金がもらえる、
という信条を持っている人も多いのですが、
その意識では、仕事を楽しんでいる人には
勝つことができないのです。


他にも上司との付き合い方、自分の強みの伸ばし方など
押さえるべきポイントが満載です。

この本でも、守破離の話が出てきますが、
この本をちゃんと守れば、はるかに早くサラリーマンとして
成長できるのではないでしょうか。


若手サラリーマンはもちろん、
新人を指導することになった人にもお勧めの一冊です。
どういう心構えを説くべきなのか、良いお手本になるでしょう。




この本は前作と違い、過去の自分に向けて書いたものではありません。
実在する、たった一人の人物に向けて書かれています。


「ください」「ください」という「くれくれ星人」にならないための方法はただ一つ。
「自分なりの仮定を立てたうえで質問する」しかありません。


真の評価者は他人であって、自分ではないからです。


直属の上司よりも部門長、部門長よりも社長、社長よりも日本という国、
いや、それよりも世界に認められたいと思って仕事をしている人のほうが、
大きなことができるはずです。


僕は上司に必要なのは、愛だと思っています。
あなたたちが上司になったときは、どうか部下を愛で包んであげてほしい。


無理に部下のことを好きになろうとするのはつらい。
それを自然にできるようになるためには、
どういう心がけでいればいいでしょうか。
それは簡単です。尊敬することです。


ファンがいるのにアンチがいないということは、尖り方が足りない。


これは会社のポリシーに基づいた行動じゃないか。
とりあえず一人500円の決裁権を与えるから、
これからは許可をとらずにどんどん使ってくれ。
従業員全員にそのサービスができる権利を適用してくれ。


言葉の定義をチューニングしていく訓練をしていれば、
いざ部下を持つ立場になったとき、言葉の深みが全然違います。
この訓練をしていれば、伝わる言葉で部下に話せるようになってきます。


成果をあげている人に共通しているのが、過去を振り返ったとき、
過去の経験を全部プラスで語れていることです。


「あの人が言うと、何かズシンとくるね」というのは、
借り物ではない自分の言葉で語れるからです。


どうすれば感情と事実をクールに分けられるのでしょうか。
それは「もう一人の自分」を意識することです。


いろいろなものをあきらめて、残っているもので勝負すれば、
かえって可能性が広がるものです。


管理者は売上一番になってはいけません。
自分の手柄を部下の成果に置き換えるのがマネジメントです。


人脈とは、自分がその人のために何かしてあげられる関係のことです。







engineer_takafumi at 23:35│Comments(0) ★一般書の書評 | ⇒ 自己啓発

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