2015年08月26日

はたらく数学

本日は篠崎 菜穂子氏の
はたらく数学
です。
はたらく数学 25の「仕事」でわかる、数学の本当の使われ方

本書は「はたらく数学」というタイトルが気になって購入しました。


本書は数学科を卒業後、数学の講師を経て
アナウンサーになった著者が、
実際の職業と数学との関係を書いたものです。

紹介される職業は美容師やパティシエなど
数学とは関係のなさそうな業種から、
エンジニアや科学者など数学と関係の深そうな職業まで
バラエティに富んでいます。


著者が本当に数学を「はたらかせた」ことがないようで、
終始伝聞形式でリアリティに欠けているのが難ではありますが、
読み物としては楽しめました。



数学の話のネタを集めている人にお勧めの一冊です。
学生などに数学に教えるときに興味を引ける
話題が得られると思います。




もちろん、プロになると経験と感覚でカバーすることが多いので、
毎回円周率を使って計算…ということはないようですが、
理論を知っているのと知らないのとでは違うのだそうです。


高速道路にクロソイド曲線を世界で最初に取り入れたのは
ドイツのアウトバーン。
日本で最初に道路設計に導入されたのは国道17号線三国峠だそうです。


ジェットコースターの縦回転の曲線にはクロソイドが利用されています。
もし縦回転の曲線が完全な円の場合、先ほどの高速道路と同じ原理で、
カーブに入ったとたんに乗客に負担がかかり、
むち打ちなどの危険な状態を引き起こす恐れがあるためだそうです。


美容師さんも、パーマ液やカラー剤の配合で割合をよく使います。
「カラー剤A液とB液を4:3の比率で、80g用意して!」といわれたとき、
すぐに計算式が浮かばないといけないのですね。








engineer_takafumi at 22:24│Comments(0)TrackBack(0)★理系本の書評 |  ⇒ 数学

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