2015年10月25日

数学嫌いでも「数学的思考力」が飛躍的に身に付く本!

本日は細野 真宏氏の
数学嫌いでも「数学的思考力」が飛躍的に身に付く本!
です。
細野真宏の数学嫌いでも「数学的思考力」が飛躍的に身に付く本!

本書は「論理的思考」における名著と呼ばれているのですが、
恥ずかしながらまだ読んでいなかったので購入しました。


本書の著者は予備校で数学を教えていて、
学生から絶大な支持を集めるカリスマ講師でした。
その後、そのわかりやすく伝える技術を経済にも使って、
細野真宏の経済のニュースがよくわかる本 日本経済編という
ミリオンヒットを飛ばしています。

本書はそんな著者が「数学的思考力」について書いた本です。

特徴はとにかく分かりやすいことです。
この手の本は、とにかく話が抽象的になりがちですが、
身の回りのニュースのような具体的で親しみやすい話題から、
論理思考の本質を教えてくれます。

さらに、やさしいだけで中身が薄っぺらい本も多い中、
この本は骨太で確かに論理思考の本質を突いています。

特に、世の中でよく言われる通説を疑う話が多く
本書を読むと、自分たちがいかにマスコミなどの情報に
毒されているかがわかることでしょう。


個人的には、学校の数学がわかりにくい理由、
勉強は上から見渡すことによって始めて全体像が見える、
という話にとても共感しました。


「論理的思考力」を鍛えたいと考えている全ての人にお勧めです。
とっつきやすい中にも深みがあり、一読するだけでなく、
手元において何度も再読する価値がある一冊だと思います。





数学の教育における「大問題」は、学者が自分たちにとっての
"いい教科書"を作って、それを"一般の人にも一番分かりやすい"と
勘違いして、強制的にやらせてしまっていることなのです。


「台形の面積の公式」については、理屈の上では
"簡単に導けるのだから覚える必要はない"となるのですが、
現実には、人間の頭には限界があるため、
「公式」として覚えておかないと「応用問題」が解けなくなる
などの弊害が出てきてしまうのです。


「勉強」というものは、上から見渡すことができるようになると、
ようやく「全体像」(本当の意味)が見えるようになってくるものなのです。


3桁の掛け算を学習することによって、
初めて余裕を持って2桁の掛け算ができるようになるのです。


国民の声を優先して政策を決めるようにすると、
問題が深刻化してから国が動くようになるから、
これまでの年金問題などのように対策が遅れてしまうことに
なるじゃないか!


「必死の努力」というものは、ときには「学問」という
"英知が結集された常識"さえも超えられる、
ということを示してもいるのです。








engineer_takafumi at 14:24│Comments(0)TrackBack(0)★一般書の書評 | ⇒ 仕事術、思考法・ツール

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