2016年03月19日

自分の小さな「箱」から脱出する方法

本日はアービンジャー インスティチュート氏の
自分の小さな「箱」から脱出する方法
です。
自分の小さな「箱」から脱出する方法

本書はラグビーの五郎丸選手が紹介ということで
興味を持って購入しました。


本書は20万部を突破している自己啓発の名著です。

人間関係に悩む人は多いことでしょう。
本書では、その原因は自分が作っている
「箱」にあるといいます。

物語は、ある会社員が上司から呼び出され
「君には問題がある」と宣言されることから始まります。

そこから、自分の「箱」の壊し方を教わるという話で
スラスラと読み進めることができます。


自己啓発本ではありますが、原著がアメリカの本で
とても論理的に書かれています。

人間関係も理屈で理解したいと言う人には
特に相性のいい一冊となるでしょう。

個人的には「自分への裏切り」という考え方が
心に残りました。
自分の感情に背くと、相手を非難せざるを得なく
なってしまうのですね。


特に、部下を持っている人で、
人間関係に悩んでいる人にお勧めです。
自分のしていることの何がダメなのか
はっきりさせてくれることでしょう。




えてして、問題がある人物自身には、
自分に問題があるということが見えなくなっている。
組織が抱えているさまざまな問題の中でも、
これはもっともありふれていて、
もっともダメージの大きい問題なんだ。


つまり人間は、相手が自分をどう思っているのかを
感じることができる、これがポイントなんだ。


相手の名前すら覚える気がないとしたら、
それは、相手がわたしにとって単なる物でしかなく、
わたし自身が箱の中にいるというしるしなんだ


相手を一つの集団として見てはいけない。
一人一人について考えるんだ。
ある人に対しては箱の中にいるが、別の人に対しては
箱の外に出ているということもありうる。


あの子を不肖の息子にしているのは、わたし自身だということになる。
あの子が問題児でないと、自分が正当化できなくなる。


こちらが箱の中にいると、相手が問題を起こす必要がでてくるんだ。


組織の中では、一人の人間が箱の中に入ってしまって、
成果をあげることに気持ちを集中できなくなると、
その同僚たちも、成果をあげることに集中できなくなっていく。
共謀関係がどんどん広がっていって、結局は同僚同士が対立し、
作業グループ同士が対立し、部署のあいだに対立が生まれる。
組織を成功に導くために尽力しようと集まった人々が、
結局は、互いに欠点を見つけては喜び、
互いの成功をねたむことになる。


箱の外に出たいと思ったそのとき、わたしはすでに箱から出ていた。
相手のために何かをしたいと思うことが、
すなわち箱の外に出ることでもあるんだ。


箱の中にいると、コミュニケーションが上手であろうとなかろうと、
こちらに箱があることが、相手に伝わってしまう。そこが問題なんだ。


自分のことを考え続けている限り、箱の外には出られない。
箱の中に入っているときは、たとえ自分の行動を変えようとしたところで、
結局、考えているのは自分のことでしかない。
だから、行動を変えても駄目なんだ。


箱の外に出た形の人間関係が一つでもあれば、
箱の中にいる時間を減らしたり、
箱の中に入ったままだった関係を修正したり、いろいろなことができる。


誰かを非難しているときには、その原因は相手にではなく自分にある


アニタが自分の比較的小さなミスを正当化しようとしなかったものだから、
わたしも、自分の大きなミスの責任をとろうという気になった。


自分への裏切り
1、自分が他の人のためにすべきだと感じたことに背く行動を、
自分への裏切りと呼ぶ
2、いったん自分の感情に背くと、私の世界を、
自分への裏切りを正当化する視点から見るようになる
3、周りの世界を自分を正当化する視点から見るようになると、
現実を見る目がゆがめられる。
4、したがって、人は自分の感情に背いたときに、箱に入る。
5、ときが経つにつれ、いくつかの箱を自分の性格を見なすようになり、
それを持ち歩くようになる。
6、自分が箱の中にいることによって、
他の人たちをも箱の中に入れてしまう。
7、箱の中にいると、互いに相手を手ひどく扱い、互いに自分を正当化する。
共謀して、互いに箱の中にいる口実を与えあう。


知っておくべきこと
◇自分への裏切りは、自己欺瞞へ、さらには箱へとつながっていく
◇箱の中にいると、業績向上に気持ちを集中することができなくなる
◇自分が人にどのような影響を及ぼすか、成功できるかどうかは
すべて箱の外にでているか否かにかかっている
◇他の人々に抵抗するのをやめたとき、箱の外に出ることができる


知ったことに即して生きること
◇完璧であろうと思うな。よりよくなろうと思え。
◇すでにそのことを知っている人以外には、箱などの言葉を使うな。
自分自身の生活に、この原則を活かせ。
◇他の人々の箱を見つけようとするのではなく、自分の箱を探せ。
◇箱の中に入っているといって他人を責めるな。
自分自身が箱の外に留まるようにしろ。
◇自分が箱の中に入っていることがわかっても、あきらめるな。
努力を続けろ。
◇自分が箱の中にいた場合、箱の中にいたということを否定するな。
謝ったうえで、さらに前に進め。
これからも先、もっと他の人に立つよう努力をしろ。
◇他の人が間違ったことをしているという点に注目するのではなく、
どのような正しいことをすればその人に手を貸せるかを、よく考えろ。
◇他の人が手を貸してくれるかどうかを気に病むのはやめろ。
自分が他の人に力を貸せているかどうかに気をつけろ。







engineer_takafumi at 21:51│Comments(0)TrackBack(0)★一般書の書評 | ⇒ 自己啓発

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