2016年02月21日

「ない仕事」の作り方

本日はみうら じゅん氏の
「ない仕事」の作り方
です。
「ない仕事」の作り方

本書は「一人電通」という言葉に興味を持って、購入しました。


著者は「マイブーム」や「ゆるキャラ」などの仕掛け人である、
みうらじゅんさんの仕事に関する本です。

みうらさんの職業が何かというと、一応漫画家となるらしいですが、
実際のところは本当に色々やっていて正体がつかめない
というのが実際のところです。

本書はそんなみうらさんのアタマの中をさらけ出します。


ある意味「変」なことばかりしている著者ですが、
今はそんな「変」が求められている時代ともいえます。

「勝手に観光協会」「地獄表」「いやげ物」「らくがお」
「親孝行プレイ」「アウトドア般若心経」
このような名前だけで強烈な違和感や興味を引き立てられる
企画をどうやって作るのか?
まさに「ない仕事」を作るための発想法を教えてくれます。


ジャンルを問わず、アイデアを作る仕事をしている人にお勧めです。
どのように、凝り固まった「常識」から逃れるのか、
そのヒントを見つけられる一冊だと思います。





好きだから買うのではなく、買って圧倒的な量が集まってきたから
好きになるという戦略です。


私の仕事は「一人電通」です。
企画を立てるのも自分、集めるのも自分、
ネタを考えるのも自分、発表の場所や方法を考えるのも自分、
そのために接待をするのも自分なのです。


あらかじめ「ゆるキャラとはこういうものです」という理論づけは
しないほうがいいのです。
人に誤解されたり、我がもののように言いたくなるような
「余白」を残しておかなくてはなりません。


すべての「ない仕事」に共通しているのは、
最初は怪訝に思われたり、当事者に嫌がられたり、
怒られたりすることもあるということです。


普通は皆さん、「いいこと」「面白いこと」の中から、
次のアイデアを考えます。
しかし、実はこういったマイナス要素の中に、
チャンスは埋もれているものなのです。


ポップにするための、手っ取り早い方法は、
何にでも言葉の終わりに「ブーム」か「プレイ」をつけてしまうことです。
たとえば一般的にマイナスだと思われている単語である
「童貞」や「失恋」も、「童貞ブーム」「失恋プレイ」と呼んでみるのです。


「暴走族」がなくならないのは、その呼び名がかっこいいからでないか。
だから「オナラプープー族」と名前を変えるべきだと書きました。


旅行先の旅館などで、これまで楽しく会話していたのに、
サッカーが始まった途端、全員が中継に夢中になってしまう。
私はその"誰もが同じことをする状態"が子供の頃から苦手で、
強い拒絶反応を示していました。


こんな仕事をしているので、私自身がさぞ自己主張が強い
と思われがちですが、実はそうではありません。
私が何かやるときの主語は、あくまで「私が」ではありません。
「海女が」とか「仏像が」という観点から始めるのです。


「エロスクラップ」こそが、私にとって本当に本当の「ない仕事」であり、
唯一の「趣味」なのです。








engineer_takafumi at 23:12│Comments(0)TrackBack(0)★一般書の書評 | ⇒ クリエイティブ

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