2016年04月18日

感性仕事術

本日は島村 美由紀氏の
感性仕事術
です。


本書は「感性」というキーワードが気になって購入しました。


著書の島村さんは商業コンサルタントとして、
羽田空港の旅客ターミナルやラゾーナ川崎プラザを始め
日本中の商業施設をプロデュースされてきました。

この仕事は、時代の変化やトレンドをいち早く察知し、
形として、施設に取り入れていく必要があります。

そこで登場するのが「感性」です。

「感性」というと、特別な人だけが持つ能力と思いがちですが、
著者は男女問わず誰でも持っている能力と言います。

違うのは、普段からそれを引き出すような、
インプットやアウトプットをしているか、ということです。

本書は「感性」を磨き、使っていくための、
方法について説いてくれます。


感覚的な言葉が多く使われていて、
論理的な普通のビジネス書ばかり読んでいる人には
ひっかかる部分も多いかもしれませんが、
時代は明らかにこちらの方向に動いているのです。


個人的には、
人は新しい経験を繰り返すことにより、感性体質になる、
という部分が心に残りました。


企画の仕事に携わる人はもちろん、
エンジニアにもお勧めの一冊だと思います。
普段の仕事とは違うものを取り入れることにより、
自分の頭を活性化させることができるでしょう。



感じるセンサーのはたらきは、あなたの目標達成への意欲に
比例していると考えてください。


これからの時代、自分らしさは大きな武器になります。


「感性が鋭い人」と呼ばれる人たちは、意識しているかどうかは別として、
日常的にさまざまな事象を観察することを、
習慣として長い間続けてきた人たちです。


私は40歳になっても、水泳という新しい体験に挑戦することを
あきらめませんでした。


新しい体験を繰り返していくことによって、
人は感性体質に変わっていくのです。


まったくやったことがない仕事がきたときでも、
常に「できます」という顔をして引き受けてきました。
仕事の依頼が来たときに、「こういう仕事はやったほうがいい」
という第六感がはたらけば「できます!」と即答し、
「さて、どうすればできるかな」と考えながら、
自分の中の潜在的な能力を引き出してきたのです。


表現力の基本は「言葉」にほかなりません。


あやしい加工食品は身体に入れないという発想と同じように、
変な日本語は自分の身体の中に入れない、
という意識をもってください。


プロと呼ばれている表現者たちの技量は、
どのようにして育まれていくのでしょうか。
それはとても単純なことです。
アマチュアとは比べものにならないほど多くの"アウトプット"によって、
鍛えられているのです。


自分は鈍いほうだと感じている方なら、アレコレ考えるよりも、
目の前にある仕事をまずは夢中になってやってみる―
そうすれば、意外な自分の一面を知ったり、
隠れていた特技や才能に気づくことが出てくる。
そして、その気づきを次の判断軸として
活用することができるようになるのです。






engineer_takafumi at 01:25│Comments(0) ★一般書の書評 | ⇒ 仕事術、思考法・ツール

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