2016年05月19日

「自分」が伝わる声ヂカラ

本日は大槻 水澄氏の
「自分」が伝わる声ヂカラ
です。
「自分」が伝わる声ヂカラ

本書は著者のセミナーを受講して、
とても内容が良かったので購入しました。

著者の大槻さんは、
持田香織、阿部真央などの有名アーティストや、
一線で活躍するビジネスパーソンにトレーニングを行う
ボイストレーナーです。


声というものは、想像以上に人の印象を決めるものです。
例えば、普通の会話をするときでも、
会話の中身以前に声が重要となることが多いのです。

それは、あるべき場所であるべき身なりをしていないと、
全く相手にしてもらえない、ということに似ています。


本書では、声のパワーのことを「声ヂカラ」として、
その声ヂカラを高めるトレーニングを教えてくれます。

そもそも、声というものは、スポーツと同じで
正しい知識に沿った、鍛え方が存在しています。

自己流の発声練習などで、成果が出なかったとしても、
あるべきトレーニングをすれば、だれでも成果を出せるのです。


また、「声」というものは、子供のときの体験など
メンタルブロックがかかっていることも多いそうです。

その解きほぐし方も、丁寧に解説してくれています。


個人的には、ひとりごとやため息を
とてもポジティブに書いていることが印象的でした。
ひとりごとやため息には、メリットも多いのです。


あまり人前で話すことがなくて、声に自信がない
という人にお勧めの一冊です。
発声の正しいトレーニング方法がわかることでしょう。




空気は丹田を通り、カラダの中心線を通って頭のてっぺんに抜ける。
これが発声の時の力の通り道です。


自分の声を好きになれないという人のほとんどが、
実は自分の声をじっくり聞いたことがありません。


いい声とは、人をいい気持ちにさせる声です。


つぎの項目が思い当たる人は、要注意です。
・ため息はつかないようにしている
・ひとりごとは言わない
・声の出るような大きなあくびやのびはしない
・「首の力を抜いて」と言われても抜き方がわからない
・いつも唇や奥歯をかみしめている


私のボイストレーニングでは、ため息の練習をします。
といっても、息だけがむなしく漏れる、
不幸そうなため息ではありません。
お風呂などで思わず漏らしてしまう、
あの「あぁ〜あ」という気持ちいい声です。


ため息をつかないということは、
カラダからの合図を受け取れなくなっているか、
合図がきても無視しているということになります。


人は微笑んで発せられた声を心地よく感じますし、
前歯が見える状態で発声される声は、音抜けのよい、
明るい響きを持ちます。


人は、音がつづいている時ではなく、途切れた時にリズムを感じます。
つまり、「間」をしっかり取ることで、聞き手ははじめて
リズムを感じることができるというわけです。


自分で自分の声を聞くことができる「ひとりごと」は
暗記作業を手伝ってくれます。


初対面の人と会う時や、インタビュー、会議の前などは、
ひとりごとでシミュレーション・トレーニングをするのがおすすめです。


思い切って、大きな声でひとりごとを言っちゃいましょう。
発声は筋肉運動です。声を出さなくなると、
発声器官ばかりでなく、呼吸筋や腹筋なども衰えます。


メディアや人前に出る人を見ていると、
存在感のある人やかっこいい人はみな、自分をさらけだしています。






engineer_takafumi at 23:37│Comments(0)TrackBack(0)★一般書の書評 | ⇒ 書き方・話し方・言語

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