2016年07月03日

「名前が出ない」がピタッとなくなる覚え方

本日は宇都出 雅巳氏の
「名前が出ない」がピタッとなくなる覚え方
です。
「名前が出ない」がピタッとなくなる覚え方

本書は知人の宇都出さんの新刊が出版されたと聞き、
興味を持って購入しました。


記憶術など記憶にまつわる本はたくさんあります。
その中で本書は、「ほら、あの人だよ、あの人」とか
「何しにこの部屋に来たんだっけ?」とか
「しまった、傘を置いてきた」など、
ど忘れと呼ばれる記憶に焦点を当てたものです。

年を取ってくると仕方がない、と諦めるのは間違いです。
ど忘れにはど忘れなりのメカニズムがあるのです。

年をとってくると、生活がパターン化されてきて、
どうしても、感動や発見が少なくなります。

逆に言えば、小さなことに感動できるようになれば、
記憶の能力は強化されます。

記憶の能力自体は年をとっても、
それほど衰えるものではないのです。


個人的には、
位置や場所など空間に関する記憶は強固である
という箇所が特に記憶に残りました。


年を取ったと言って、新しいことを勉強することを
諦めている人にお勧めの一冊です。
もの忘れのメカニズムを正しく知ることにより
新しいことにチャレンジする勇気が出るでしょう。





記憶できるかどうかを左右するのは、
能力よりも圧倒的にくり返しの量です。


「記憶力が落ちた」と思うのは、ひとつには
「日常生活で、ものごとに感動しなくなってきた」
という見方もできます。


意識にものぼらない行動は、ワーキングメモリにも書き込まれず、
ほかの記憶との結びついていないので、思い出しようがないのです。


大事なのは、「何かを取りに来た」ことは覚えているということ。
「自分は目的を忘れている」ことはわかっている。
これは健康な脳のもの忘れです。


読んで少しでも覚えていることを誰かに話す。
そうすると、話すことで本の内容をくり返すことになり、
これまで以上に覚えることができます。


同じものを暗記した後、ずっと起きていた人と、
すぐに寝た人を比べたら、
寝た人のほうがよく覚えていたという実験結果もあります


道を忘れやすい人、方向音痴の人いは、ある大きな特徴があります。
それは「周囲の光景を見ずに、ただぼんやりと歩いている」ということ。


記憶力がいいと言われている人は、覚える能力が高い人というよりも
「ものごとを注意して見ている人」なのです。


「忘れやすい」私たちの記憶ですが、ほとんどくり返しをしなくても、
一発で覚えて忘れにくい記憶があります。
それは「場所」とか「位置」といった空間に関する記憶です。
私たちはこういったことを覚えるのが得意なのです。
それは私たちの祖先にとって、
空間に関する記憶がもっとも大事なものだったからです。


古代ギリシアの昔から現代まで延々と使われている「記憶術」は、
例外なくこの「場所」を活用しています。
場所はしっかりと記憶に残りやすいので、
新しく記憶したいものと結びつける先としては最適なのです。


たとえばプロジェクトの初顔合わせで会った人、
何かのパーティーで会った人などの名前を覚えるなら、
自分の右には何人座っていたか、それはどんな人だったか、
左はどんな光景だったか、正面はどうだったか、
と場所に関する記憶は覚えやすいので、これを基準に使います。







engineer_takafumi at 20:02│Comments(0)TrackBack(0)★一般書の書評 | ⇒ 仕事術、思考法・ツール

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