2016年07月11日

超チーム力

本日はリッチ・カールガード氏、マイケル・S・マローン氏の
超チーム力
です。
超チーム力 会社が変わる シリコンバレー式組織の科学 (ハーパーコリンズ・ノンフィクション)

本書はPR関係者の方より献本頂きました。
長沢様、ありがとうございました。


本書やフォーブス誌の発行人とシリコンバレー
を知り尽くすジャーナリストによる
チーム力を徹底的に分析した本です。

チームや組織の類書はたくさんありますが、
本書は特に、チームの大きさと多様性について
焦点を合わせています。


著者は、チームが失敗に終わるときは、
サイズが大きすぎる場合がほとんどと言います。

それも経験的なことだけでなく、
科学的ともいうべき詳細な洞察に基づいています。

本書はそれが学べる一冊です。


個人的には、二人と三人(ペアとトリオ)に
これほど違いがあるのか、
ということが印象に残りました。


チームの作り方に興味をもつマネージャには
一読をお勧めします。
組織の基礎的な力学を学ぶことができるでしょう。




古い体制の巨大組織のなかにも、効果的に機動性を発揮し、
突然の方向転換に対応できる組織はあるにちがいない。
が、それはきわめてまれなケースだ。
数少ない例があるとすれば、その組織の中心やトップには、
団結した小さなチームが必ず存在する。


二一世紀のアップルでは、リスクを充分に冒さないことが
処罰の対象になった。


小規模チームの理想的な人数と、脳の短期記憶で
効果的に処理できる情報数が一致するのは、
はたして偶然だろうか。そうとは思えない。
人間の意識は「7±2」の領域で最も大きな効果を発揮する。


現在では、従業員が1500人に達した時点で
部門や会社を分割するという組織の在り方は、
世界中のビジネスシーンで見られることになった。


チーム全体としての知能指数は、
次に挙げる要素に左右されることがわかった。
・発言の機会の平等性
・メンバーの社会的感受性の平均値
・グループ内の女性の割合


多様性はチームにとって大きな力を持つが、
それは真の多様性の場合のみ。


誰がメンバーで誰が部外者なのかという知識は、
チームにとってとりわけ重要な意味を持つ。
この知識があるからこそ、手元の資源(人材や才能)を
的確に評価し、目標を定めることができるのだ。


ペアはいわば不活性ガスのようなもので、
いったん組み合わせると安定した関係へと移り変わることが多い。
しかし、トリオは放射性元素のように不安定。
通常、三人組は短い期間のみ活動し、
のちにより自然な状態であるペアへと変わっていく。


最高の成果を上げるチームは、リーダーも階層も
ほとんど存在しないフラットな組織だ。


メンバーが友人をチームに引き入れることは避けたほうがいい。
たとえその人物が有能だとしても、「友人」の存在は
たいていチームの多様性を損なうことになる。


チーム・マネジャーの仕事は、良識ある
―ときに無慈悲な―大人になることだ。
初期段階でチームがうまく機能しない場合、
最後まで機能することはないと思ったほうがいい。


偉大なチームには、必ず偉大な物語が存在する。
酒の席で語られる秘話や失敗談だけではない。
メンバーの誇りや士気を高める物語がある。
そしてなにより、そのチームがメンバーにとって
いかに特別かを説明する物語があるものだ。


メンバーが自らの属する集団についてどう語るかが、
チームの健康度を測る最良のバロメーターの一つとなる。
健全なチームや組織のメンバーは、
大切な分岐点や劇的な出来事について、
ユーモアを交えながら誇りと自信をもって説明することが多い。
一方、不健全なチームや会社の場合、
成功話にもどこか悲壮感が漂い、あたかも自分たちの成功に
何か後ろめたいことがあるかのような話し方になるものだ。


すべてのチームが偉大な成果を上げられるわけではないが、
すべてのチームは偉大なチームになることができる。








engineer_takafumi at 00:57│Comments(0)TrackBack(0)★一般書の書評 | ⇒ 人材・人脈・マネジメント

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