2016年08月06日

孤独を克服するがん治療

本日は押川勝太郎氏の
孤独を克服するがん治療
です。
孤独を克服するがん治療〜患者と家族のための心の処方箋〜

本書は出版社の方より、ご献本いただきました。
サンライズパブリッシング様、ありがとうございました。


がんは恐ろしい病気です。
ただ、今は日本人の2人に1人はかかる病気とも言われ、
「身近な」ものになってしまっています。
親戚の中でがんで亡くなった人はいない、
という人はいないのではないでしょうか?

これだけ身近な病気であるのに関わらず、
怖いというイメージが先行していて、
実態が知られていないのも事実です。

本書は抗がん治療の専門家である著者が、
患者さんからの質問という形で、
がんとは何か?どんな治療法があるのか?
普通の人にもわかりやすく解説してくれます。

タイトルの「孤独を克服する」という言葉にもあるように、
がんとの闘いの相手は病気だけではありません。
仕事のこと、家族のこと、お金のことと
患者の悩みに親身になって応えてくれます。


個人的には、本文のところどころに入れられている
がん治療のためのブックガイドが特に参考になりました。


がんにかかる前に読んでおきたい一冊です。
家族や自分が、がんにかかってしまった時
冷静に行動できる手助けになるでしょう。



実際のところ、「余命宣言の7割は外れる」
という論文も発表されています。
余命宣告はあくまで参考程度に留め、
生きる希望を失わないことが大切です。


がん治療は「覚悟を持つ時間を確保するためのもの」と
考えることもできます。
抗がん剤治療などは、「がんを治すためのもの」
と考えていると苦痛でしかありません。
しかし、「覚悟をするためのもの」と思えば、
厳しい治療にも意味を見出せるようになるのです。


ステージ4の大腸がんで、もはや根治は絶望視されていた方です。
しかし治療の結果、奇跡的にがんを克服することができました。
ところが、1年後、この方は自ら命を絶ってしまったのです。


ストレスが体に悪いと思い込むと、
寿命より早く死んでしまうということです。


医学は実証主義の世界です。
理論がどんなにもっともらしくても、
証明できなければ机上の空論として扱われます。
実際に、医学の世界では「専門家の意見が最も信ぴょう性が低い」
とされているくらいです。


医療者は免疫力をどうやって予測しているのでしょう?
拍子抜けするかもしれませんが、
それは「見た目の元気さ」です。


がん治療では「安静はよくない」とされています。
動けばそのぶん体力もおとろえずに済みますし、
気分転換にもなります。


世間では「若い人はがんの進行が早い」と言われていますが、
これは大きな間違いです。
(中略)
実際には、がんや白血病を克服した
年若い患者さんは大勢いらっしゃいます。






engineer_takafumi at 14:31│Comments(0)TrackBack(0)★理系本の書評 | ⇒ 医学・人体

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