2016年08月16日

ダラダラ気分を一瞬で変える小さな習慣

本日は大平信孝氏、大平朝子氏の
ダラダラ気分を一瞬で変える小さな習慣
です。


僕はダラダラしがちで何とかしたいと思っていたので、
本書の「ダラダラ気分を一瞬で変える」というコピーに
ひかれて購入しました。


「ダラダラ気分を一瞬で変える」方法はルーティンです。
つまり、指差し確認、ドリンクタイムといった
仕事をする前の儀式のようなものを作り出し、
それをすると、仕事モードへ切り替わる
という意識付けをするというものです。

バカバカしいと思うかもしれませんが、
この効果は絶大です。

例えば、本書でも電車の運転手がする
指差し確認が取り上げられています。
これは単に「確認する」だと、見落としも起きるところが、
指を指すことによって、ミスが激減するのです。


また、何となくやる気が起きない、ダラダラしてしまう
といったことは、ほとんどが気分の問題です。

真面目な人ほど、根性で何とかしようとしますが、
気分というのは、人間の本質的な問題で、
それを力ずくで変える事は難しいのです。

本書は自分の気分に真正面からは逆らわず、
矛先を変えて、プラスのエネルギーに変えるような
方法が紹介されています。

成果を出し続けるためには、自分の気分を知って、
それを活かす行動をすることが大事なのです。


ルーティンというものは人によって異なるものだと思います。
この本を読んで気になるものを数個ためしてみて、
自分なりに成果が出やすいように変えていく、
というのが、この本のうまい使い方なのでしょう。


僕のように、仕事や勉強を始めるけれども、
ネットや本にハマり、なかなか集中できない…
という人にお勧めの一冊です。
仕事モードに切り替えるルーティンを得られるでしょう。



あなたがダラダラしてしまうのには、ちゃんとした理由があります。
じつは、あなたが
「コントロールできないものをコントロールしようとする」から、
気疲れしたり、心が折れてしまったりして、
仕事がはかどらないのです。


ダラダラしてしまったり、やる気が出なかったり、
スムーズに仕事がはかどらないのは、
あなたの意思が弱いからでも、能力がないからでもありません。
ましてや、あなたがダメダメなわけでもありません。


脳は、「変化を嫌う」という防衛本能を持ち、
新しいことや難しいことよりも、
いままで生き延びてきた現状維持をよしとします。


「指差し」には、じつはものすごく効果があります。
単にゴール(目的地)を「見て」確認するよりも、
「指差す」ことで、指差した先に自然と「意識」が向くからです。


電車の時間を有効活用できるかどうかは、
「乗った直後」がポイントです。
うまく活用できる人は、電車で何をするか
「あらかじめ決めている」のです。


メールがたまってしまったときは、
すぐに返信できるものから処理します。


なかなか書けない企画書の類があるとき、最初にすることは、
その企画書の「タイトル」を書くこと。
そして、「1」と節の番号を書いたら、スペースを空けることです。


一般的に、私たちは時間に余裕があればあるほど、
作業を先延ばしにしてしまい、最終的に追い込まれて
ギリギリになって着手する傾向があります。
これを、「パーキンソンの法則」といいます。


ほとんどの問題や課題は、先延ばしせずに向き合った時点で、
半分は解決しているのです。


私のお客さんの中には、長時間の会議は、
普段時間が取れないことをゆっくり考える時間にしている
という方もいます。


人は上を向いたまま、ネガティブなことを考え続けることはできない


「見られている」という意識、人からの視線は、
人を成長させてくれます。


「今日は調子がよくないな」と感じたときは、
心と体の状態を「点数化」してみます。
(中略)
たとえ仮にでもあなたの現状を数値化できると、
低い点数のときでも、点数が低いなりの対策を立てることができます。


脳学者が行った実験でも、適度な制限時間を
設定したときのほうが、時間的制約がないときよりも
脳が活性化することがわかっています。







engineer_takafumi at 20:04│Comments(0) ★一般書の書評 | ⇒ 自己啓発

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