2016年11月19日

誰でもビジネス書の著者になれる! 出版の教科書

本日は松尾 昭仁氏の
誰でもビジネス書の著者になれる! 出版の教科書
です。
完全決定版 誰でもビジネス書の著者になれる!  出版の教科書

本書は出版がテーマの本だったので購入しました。


この本は20冊以上のビジネス書を出版していて、
著者養成のセミナーの講師としても実績のある著者による
「出版の教科書」です。

そして、この本がターゲットとするのは商業出版です。

本書では、自費出版と商業出版の違いから、
ビジネス書を出版することのメリット、
そして、出版するためのノウハウが
初歩からわかりやすく書かれています。

決して、本書だけで出版できるわけではありません。
でも、本当に出版を意識している人にとっては
1800円など、タダのようなものでしょうから、
出版の流れを知るためにはとても良書だと思います。


本文中にビジネス書を書く時のコツとして
次のようなことが書かれていたことが印象的でした。
安心してください。コンテンツを全部出しても、
読んだだけですべてを真似することはできません。

まさに、本書自体がそれにあたります。
確かに全部書かれていますが、それを実行するためには、
本を読むだけでは、不十分です。

本書の著者のようなコンサルタントや編集者、実績のある著者など、
実際に指導してもらうことが必要でしょう。


出版を意識しているが、
まだ行動できていない人にお勧めの一冊です。
まず、進むべき方向性が見えるでしょう。



「親孝行をする」というのは、
商業出版の主たる目的ではありませんが、
出版した人だけが味わえる
幸せな体験であることは間違いありません。


私は「S級」の人物のような豊富な経験や貴重なノウハウは
持ち合わせてはいませんでしたが、
私よりも経験値が低い人に対しては役に立つ経験や知識、
情報はもっていました。


類書が多いということは、それだけ読者が多い証拠。
売れるから似たようなテーマの本が
たくさん出版されるのです。


「これまで誰も書いていない画期的なテーマなんです!」と
自信満々に言い張る人をたまに見かけますが、
そのほとんどが「売れないテーマだから誰も本を出していない」
と考えて間違えありません。


「路上生活から抜け出す方法」というテーマで出版しても、
日々の生活で精一杯の路上生活者が、
書店でその本を見つけて買ってくれる可能性はほとんどありません。


当たり前にやってきた経験やノウハウは、キャリアの浅い人や
できない人にとっては喉から手が出るほど貴重なものである
可能性もありますし、
他の業界や職業の人にとっても参考になるかもしれません。


読者は「自分のために書かれた本だ」というメッセージを受け取って、
初めてレジまで本を持っていってくれます。


業界の人口が少なくても、本を読む人が多い職業であれば、
スマッシュヒットを狙えるはずです。


安心してください。コンテンツを全部出しても、
読んだだけですべてを真似することはできません。
もし本を読んで完璧にコピーできるノウハウであれば、
そもそもたいしたノウハウではなかったといえます。


私自身もこれまでの本の中で
すべてのノウハウを出してきたつもりですが、
それが原因で本業のセミナーやコンサルティングのビジネスに
悪影響が出たことはありません。


『コンサルタントになっていきなり年収650万円を稼ぐ法』
というタイトルは長くて、野暮ったいという印象を
もつ人もいるかもしれませんが、
短くてかっこよさ優先のタイトルをつけて、
どんな内容の本なのかわからなくなるより何倍もマシです。


売れている類書を読むと、「こういう書き方がいいのか」
「これに関するトピックは欠かせないな」といった
市場が求めているポイントが見えてきます。
同時に、自分のフィルターを通すことで、
「私ならこう書く」といった差別化のポイントも明確になります。


自分が嫌いな本でも、「市場から求められている」
という事実は否定できません。
事実と感情は分ける必要があります。


書店に並んでいるビジネス書の目次を読むと、
意外性のある項目ばかりでなく、誰もが共感できるような
オーソドックスな項目も多く並んでいることに気づくはずです。


目次をつくるときは、抽象的な表現ではなく、
具体的な言葉にするのも大事なポイントです。


章の流れをつくるうえでの大原則は、
コアコンテンツになる面白い内容を、
できるだけ先にもってくることです。


見本原稿に選ぶべき内容は、
あなたが最も自身のあるノウハウです。
編集者は見本原稿だけを読んで判断するのですから、
ここで出し惜しみをする選択肢はありません。


本の中に登場人物(関係者)を増やすことによって、
書籍の売上につながるのは事実です。


身近な人に相談したくなる気持ちはわからなくはありませんが、
百害あって一利なし。


相談をするなら、プロの編集者や出版の経験がある
著者が適切です。
余計なバイアスがかかっていないので、
客観的に出版の可否を判断してもらえますし、
現実的なアドバイスもしてもらえます。


一番簡単な方法は、
著者の「出版記念セミナー」に参加すること。


売れる著者には「応援してくれる人」が
絶対に必要だからです。
そのためにも日頃から、「まず自分が人を応援する」
ことが大切になってきます。


編集の側から見ると、処女作はチャンスととらえることもできます。
言葉は悪いですが、処女作の場合は著者のノウハウの
「おいしいところ」を自由に切りとることができ、
内容的にはむしろよい本になりやすいからです。








engineer_takafumi at 23:56│Comments(0)TrackBack(0)★一般書の書評 | ⇒ ビジネスその他

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