2016年11月22日

言葉にできるは武器になる

本日は梅田悟司氏の
言葉にできるは武器になる
です。
「言葉にできる」は武器になる。

本書はタイトルに惹かれて購入しました。


著者は電通で活躍されているコピーライターです。

現代はネットの時代で、
コミュニケーションをテキストに頼ることが多いです。

だから、みんな言葉の技術を磨こうとする分けですが、
著者はまずこのように問いかけます。
言葉が意見を伝える道具ならば、
まず、意見を育てる必要があるのではないか?

考えてみれば、当たり前なのですが、
言葉はまず中身がないと成り立たないのです。

そして、その中身を作る時も言葉が必要です。
なぜなら、人は言葉により考えているからです。
つまり、考えを磨くとは「内なる言葉」に
向かい合うことなのです。

そして、自分の思考を深めるためには、
「内なる言葉」にどうやって目を向けるか、
具体的な方法について教えてくれます。


本書を読んで感じることは、本がコピーのような
強い言葉で満たされているということです。

自分の心がサンドバックのように叩かれる感覚で、
名コピーライターの言葉を浴び続けると、
こんな状態になるのか、と感激しました。


本心から言葉を使って人の心を動かしたい、
と願う人にお薦めの一冊です。
人を動かす言葉を作るにはどうするべきかがわかり、
そして、著者の言葉により、実際に心を動かされる
体験をすることができるでしょう。





言葉をコミュニケーションの道具としてしか、
考えていないのではないですか?


言葉が意見を伝える道具ならば、
まず、意見を育てる必要があるのではないか?


言葉は思考の上澄みに過ぎない


思考の深化なくして、言葉だけを成長させることはできない


人間は、相手の言葉に宿る重さや軽さ、深さや浅さを通じて、
その人の人間性そのものを無意識のうちに評価しているのである。


頭に浮かぶあらゆる感情や考えは、
この「内なる言葉」によってもたらされている。


気持ちと言葉が一致していなければ、
言葉と行動が一致するはずもない。


考えているのではない。
頭の中で「内なる言葉」を発しているのだ。


重要なのは、1人の時間を確保し、自分自身から湧き出る
「内なる言葉」と向き合うことである。


自分の本当の気持ちに丁寧に向き合うことこそが、
外に向かう言葉に変化をもたらすだけでなく、
今後の人生を変えていくことになる。


「内なる言葉」に幅と奥行きを持たせることが、
よく考えることの正体である。


言葉を磨くことは、語彙力を増やしたり、知識をつけることではなく、
内なる言葉と向かい合い、内なる言葉を用いて
考えを深めながら自分を知ることから始まると言えよう。


大切なのは、自分の考えや思いを把握していることである。
その内容を伝えるためには、難しい言葉も、
耳ざわりのいい言葉も、美しい言葉もいらない。
人の心を動かすのは、話している本人の本気度や使命感であり、
生きる上で感じてきた気持ちが総動員された、
体温のある言葉なのだ。


人を「動かす」ことはできない。「動きたくなる」空気をつくる。


「今自分はこの筋肉を鍛えている」と意識し続けることが、
その部分のみの伸縮に注力することを可能にし、
結果的に、効果を最大化する。


言葉は、思考の上澄みに過ぎない。


頭の中だけで時間をかけて考え続けたところで、
頭の中が整理されることもなければ、
考えが深まることも望めない。
そこに書き出すという一動作を加えると、
考えていることが目に見える形で現れるため、
扱いやすさが格段に向上するのだ。


内なる言葉の解像度とは、自分の頭の中を
どれだけ把握できているかという指標でもあるのだ。


気持ちをはっきりと認識できた時、言葉は自然と強くなる。


人は考えているようで、思い出している。


「考えが全然進んでいない」という状態は、
思考域を使っていると思っていても、
実は記憶域の中を回遊してしまっている状態であると言える。


とにかく書き出す。
頭が空になると、考える余裕が生まれる。


内なる言葉を書き出して整理してみると、
自分のことだけを考えている人と、
相手のことだけを考えている人に二分されることが多い。


十分に考えた後で、ゆっくり寝かせる時間を取ると、
自然と思考が煮詰まっている


「自分の常識という前提」をいかに捨て去るかが、
コミュニケーション効率を高めることに
寄与するとすら考えて間違いない。


リーダーシップは常に言葉で発揮される


考え抜かれた言葉は、人々を導く旗になる。


感情の高ぶりを隠すことなくさらけ出すことが、
相手の心に響く言葉を生み出す方法であることが分かる。
意図的に気になる言葉を用いることもできるのだが、
感情が伴っていれば、言葉選びは非常に簡単である。
今の気分に合う言葉を選べばいいからである。


言葉の前に「あなたに伝えたいことがある」
という文節を付けてみて、
違和感や照れを感じないかを確かめることである。


あなたに:伝えるべき相手は明確か
伝えたいことが:心から湧き出てくる思い、本心であるか
ある:断言しきれる内容か


実際には、詳しく説明されるほど分からなく
なってしまうことが起こり得る。
情報過多によって、思考が止まってしまっている状態である。


読みにくい言葉は、心に入ってこない。


修飾語を増やすほど、文章は長くなってしまうだけではなく、
無意識のうちに常套句や紋切り型の表現を
使ってしまうことになる。


「○○って、△△だ。」で、新しい名前を付ける。


名前が変われば、意識が変わる。常識が変わる。







engineer_takafumi at 19:01│Comments(0)TrackBack(0)★一般書の書評 | ⇒ 書き方・話し方・言語

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