2016年12月15日

雑談力

本日は百田 尚樹氏の
雑談力
です。
雑談力 (PHP新書)

本書は面白いという噂を聞いて購入しました。


百田さんはとても話が面白いと言われるそうです。
この本を読んでみると、本当に納得です。

科学から下ネタに至るまでの、とても幅広い知識。
そして、聞き手に対するサービス精神。
さらに、小説家になるくらいの言語センスがあるのですから、
話が面白くないわけがありません。

本書を読んでみると、本当に百田さんの話を
直に聞いているような気がします。

間合いが文章というより、会話に近いものになっているのです。


雑談力がテーマの本は数多くありますが、
これほど読む人を楽しませてくれる本は他には無いでしょう。

そして、雑談の本質とは、相手を楽しませることなのです。
スキルを語るより、まず自分がやってみている、
という点で説得力がある一冊でした。

個人的には、馬の種付けの話が一番心に残りました。
ただ、この話はここで紹介するのは適切でないと思われるので、
興味がある人は、本書を買って読んでみてください。


面白い話を聞いて楽しみたい人にお薦めの一冊です。
楽しんだ上に、知識の幅を広げてくれることでしょう。




人は自分の思っている常識を揺さぶられると動揺します。
すると、その動揺を抑えるために、
納得のいく説明を聞きたいと思うものです。


人間に飼育されることによって不要になった器官を、
カイコは惜しげもなく放棄していったのです。
そしてついに自然の中で生きる能力を
すべて失ってしまったというわけです。


北斎の頭の中には絵を描くことしかなく、
部屋の掃除などは一切せず、
それで部屋が荒れたり汚くなると引越しをするのです。


いかに重要な知識であっても、そこにストーリーがなければ、
何の興味も湧きません。
でも逆に言えば、そこにストーリーを付け加えるだけで、
一気に「面白い話」に変わることもあるのです。


なんでもない話でも、語る順番を入れ替えるだけで、
聞く印象は全然違ってしまうということはよくあります。


人に面白い話をしようと思う時は、
「あなた自身が面白いと思うことを話すこと」と、
「話のテーマになっていることを、聞き手は
何も知らないと言う前提で話すこと」です。


「人を楽しませたい」という気持ちがあれば、
まず話題の選択から違います。
そして無駄な部分をなくして簡潔にしようと努力します。
また、話の途中で相手の反応を常にうかがい、
臨機応変に対応します。


人が面白がったところをさらに膨らませ、
退屈したところを短くしていけば、次に話す時には、
もっと面白い話になっていくのです。


女性が話しているのを、一生懸命に聞いてあげれば、
すごく喜ばれるのです。


とっておきの練習法があります。
それはあなたが感動した映画や小説や漫画の
ストーリーを他人に聞かせることです。


私がよくするのはフランスの『ラ・フォンテーヌ寓話』や、
わが国の『宇治拾遺物語』あるいは『徒然草』です。
ここには面白くて教訓になる話が沢山あります。


既婚者が大勢いる場では、不倫の話は
いかに面白い話でも避けるのがベストです。







engineer_takafumi at 18:48│Comments(0)TrackBack(0)★一般書の書評 | ⇒ 書き方・話し方・言語

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