2017年02月06日

伝えることから始めよう

本日は高田 明氏の
伝えることから始めよう
です。
伝えることから始めよう

本書はジャパネットたかたの創業者の初の自著として
必読だと思って購入しました。

この本は、自身の人生の歩みや信条を語り、
その中心である「伝える」ことについて、
著者の思いをつづった一冊です。

ジャパネットの高田明さんは、
その軽快で楽しい語り口の中で、
商品の魅力を伝えつくし、
年商1700億円超の会社を一代で築きました。


言っていることを抽象化してしまうと、
「伝える熱意が大切」とか
「ターゲットを絞って、強く意識する」など
ある意味平凡なものになります。

しかし、生放送の番組の中で、モニターに映る、
販売状況のグラフを眺めながら、
毎日真剣勝負をして、勝利していった著者が
その豊富なエピソードを交えながら語ると
全く、説得力が違います。

「いつもの5倍」という目標をかかげ、
ものすごい緊張感の中で、気力を振り絞った放送で、
スタッフが目を潤ませ、実際に4倍もの売上を実現した
という話からだけで、伝えることの本質がわかります。

やはり、「伝える」ことの根底には
自分の思いと他人の思いを掛け合わせること
なのだと、思いを新たにしました。


個人的には、高田さんの奥さんが言った
「あなたは劣等感も優越感も持たない、珍しい人ね」
という言葉が心に残りました。
高田さんは生まれつきの性格なのかもしれませんが、
私は努力してこう言われるようになりたいと
強く思いました。


絶対におすすめの一冊です。
ターゲットを絞れずに申し訳ありませんが、
こればかりは、全ての人に読んでもらいたいです。
著者の持つ、伝えることの価値、意義を広めると、
世の中が変わるのではないか、と感じました。




私は一生懸命に「今を生きる。」ということが、
すべての悩みを解決し、もし成功ということがあるとすれば、
「今を生きる。」ことが皆さんを
成功に導いていってくれるのだと思います。


目の前のことを一生懸命にやっていれば、
自然と次の課題が見えてくる。


一生懸命に今を生きていれば、時代が味方してくれる


高田君、バスの中から景色を眺めることも、
人生の勉強だよ


「金利・手数料ジャパネット負担」は、
講演で口にすると笑っていただけるほどの
キャッチコピーとして定着し、
大きな宣伝効果を発揮してくれた


やらなかった失敗はあっても、
一生懸命にやった失敗はない


自社のスタジオを持ったことは、
今のジャパネットたかたがある一番の理由だと、
私は思っています。あれがターニングポイントでした。
(中略)
スタジオがなかったら、他のテレビショッピングと
似たようなものになってしまい、
特色をだすことはできなかったかもしれません。


何か他人に伝えるときに大切なのは、スキルとマインド、
そして、ミッションだと私は思っています。


マインドはなにかと言えば情熱ですね。
パッションです。伝えたいと思う熱い想い。
これが何より大切だと思います。


私は自分が売った商品は必ず、お客さまに感動していただいたり、
お客さまの生活を楽しくしたり、便利にしたり、豊かにしたり、
ときには人生を変えてしまったりすることもあると
信じています。


本心から、お客さまにどんな価値を提供することができるのか、
「なぜ」「何のために」その商品の良さを伝えるのか、
とにかくまずは、そこに思いを巡らせることが
大切だと思うのです。


「伝える」と「伝わる」は全然違います。


不思議なことですが、気力というものはテレビ画面を通してでも、
出演者の顔や身体から放たれていて、
それが視聴者の方にも伝わると思うんです。


テレビショッピングでは、
生放送中にもレスポンスがわかる仕組みを作っています。
出演者から見て右上の方に吊るしてある小さなモニターに、
問い合わせの数や注文の数がリアルタイムでグラフで
表示されるようになっているんです。


数字の推移を見ながらしゃべり方を
変えたりすることもありました。
すると、グラフに動きが出たりします。
本当にちょっとしたことで、
視聴者の皆さんの反応は変わっていきます。


私が何よりも心掛けてきたのは、上手くではなく、
分かりやすく伝えることです。


「カメラのピントを合わせて」と普通に言ってしまいますよね。
でも、私は言わないんです。
代わりに「距離を合わせる」といいます。
ズームという単語も使わずに
「遠くのものも近づかなくても大きく撮影できる」
と説明していました。
コンパクトカメラとも言いませんでした。
名詞くらいのサイズのカメラと言いました。


そのモノが、その人の人生をどう変えていくか、
それが伝わればモノは単なるモノでなくなります。
自分の生活を豊かにしてくれる
「大切なもの」「欲しいもの」に変わります。


「何を伝えたいのか」という根幹がぼんやりしていては、
技術や技量があっても猫に小判ですよ。


皆さん、いいですか。
これ、音声だけで簡単にインターネットができるんです。
ご年配の方も簡単にできるんですよ。しかも100円!
でも、まだ電話しないでくださいね。
これから詳しい話を始めましょう。


屋外での撮影は、
事前に打ち合わせをしていたわけではありません。
直前に思いついたんです。
いいアイデアというのは、ギリギリになって
思い浮かぶことが多いんですよ。
スタッフは上を下への大騒ぎです。
でも、やったんです。


その商品の良さをお伝えしたい相手を意識し、
その気持ちがわかっていなければ、
売れ行きは上がっていかないんです。


ジャパネットたかたのタブレット購入者の
7割以上は60歳以上のシニア世代なんです。


ジャパネットたかたはタブレットを
シニア層に提案してみたんです。
極端な話、「若い人は買わなくていいですよ」
とまで言ってしまったこともありました。


シニア層が知りたいのは、タブレットの性能ではなくて、
生活の中で具体的に何ができるのかだと思いました。


私は世阿弥の『花鏡』と『風姿花伝』を愛読しています。


ボイスレコーダーは会議に使うのも便利ですけど、
高齢化社会では、ちょっと物忘れしそうなときに、
自分の声をメモしてもいいですよ


使い方を説明しましょう。簡単ですよ。
3つあるボタンの、ここを押すだけで
すぐ声が録音できますよ。
聞くときは左を押してくださいね。


あるとき生放送開始10秒前にひらめいて、
カーナビをスーツのポケットにさっと入れたんです。
番組がスタートすると、
私はカーナビをポケットから取り出しました。


出てきたのが「明日の朝刊見てください」のアイデアでした。
これは、大変なサプライズだったようです。
なにしろ、そんなコマーシャルはとても珍しかったんです。
有名な広告批評家の方が、広告自体はその大胆な発想といい、
斬新さといい歴史的に価値があると
評価してくださいました。


見る目の我見、見られる目の離見に対し、
離見の見は「見せる目」のこととも言える
のではないでしょうか。


順風満帆のときには、自分を客観的に
見つめることが難しいものです。


10億円の投資をする力があって投資をするときは、
10億円を捨ててもいいと思えるくらいの
気持ちでいなければいけないと、
私は常に思ってきました。


ジャパネットたかたの経営を振り返ってみると、
「長期的なビジョンを持たない積み上げ経営」
だったと思います。


他人と比較するのは、
勝ち負けを決めるということでしょう。
でも、勝ち負けばかり考えていては、
仕事は面白くないですよ。息も詰まってしまいます。


あなたは劣等感も優越感も持たない、珍しい人ね


私は、その瞬間、瞬間
「今を一生懸命に生きる」を信条に
人生も仕事もやってきました。


私が本格的にテレビショッピングを始めたのは
いくつのときだったか憶えておられますか?
45歳だったんですよ。


たとえ80歳、90歳になぅっても、
夢や目標を持ち続けることは大切だと思うんです。






engineer_takafumi at 01:08│Comments(0)TrackBack(0)★一般書の書評 | ⇒ 自己啓発

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