2017年03月27日

すごい学習メソッド

本日は藤野 雄太氏の
すごい学習メソッド
です。
勉強しなさいと言わずに成績が上がる!  すごい学習メソッド

本著は著者と知り合いで、素晴らしい方であることと、
自分の子どもに役立ちそうな内容でしたので購入しました。


著者の藤野さんは、
高校は偏差値39の学区内最低の学校を出ています。

そこから、塾の先生の一言で受験を決意し、
偏差値を39.4から70.9までに上げ、
大学受験に成功するのです。

大学卒業後、外資系企業に就職して、
優秀な成績を上げますが、
ある転機に教育業に転進されます。

そこで、日本初の
「5科目100点アップ成績保証制度」を立ち上げるなど、
メディアに注目されるほど、成功されるのです。


藤野さんは勉強が苦手な時期があったため、
子どもの気持ちが良くわかります。

元々、子どもはみんな勉強が好きなものです。
だから、子どもの気持ちがわかっている著者が
正しくやる気に火をつけると、
さっと、燃え上がってくれるのです。


内容は、「『勉強しろ』と言ってはならない。」
「点数より解答の中身に注目しよう。」
など、親にとっては反省させられる言葉ばかりです。

やはり、子どもを信じることが大事なのだなと、
あらためて考えさせられた一冊でした。


子どもに「勉強しなさい」と、口うるさく
言ってしまう親御さんにおすすめの一冊です。
正しく子どもを信じる方法と、
その根拠を与えてくれる一冊でしょう。




子どもは本来、勉強が好きである。
しかし、日々の生活の中でやる気をそがれている。


子どもに心のエンジンが育っているかどうかを、
一瞬で見分ける方法があります。
それは子どもの目を見ることです。
自分が好きなことに打ち込んでいて
心のエンジンが育っている子どもは、
目に力強さがあります。


子どもは、お母さんに自分の得意なこと、
好きなことに関心を向けてもらい、
認めてもらいたいのです。


子育てをがんばりすぎたお母さんは、
手抜きをするくらいでちょうどいい。


子どもの失敗を指摘するのではなく、
「今回の失敗は、○○な学びがあったね」と
可能性や希望を子どもと一緒に考えることです。


教育は「何を言うか」も大事なのですが、
それ以上に「誰が言うか」が重要です。


子どもは、大人の「言葉」ではなく「心」に反応します。
子どもが大人に対して、
「この人は、本当に自分のためを思って言ってくれている」
「この人は、上から目線ではなく自分のことを理解してくれている」
と感じてくれるかどうかがすべてなのです。


人生で勝つには先に発達した人
(量をこなしていく人)ではなく、
よいエンジン(国語力)を持っている人です。


音読でスムーズに読めないということは、
黙読でもスムーズに読めていません。


読書に関しては、偏っても大丈夫です。
目的はどんな本を読むかではなく語彙力を増やすということです。


成績が良い子どもは、新しい知識をむやみに暗記しません。
必ず自分の頭の中で整理してから暗記します。


学んだ内容がテストでは別の角度から質問されているからです。
それゆえ、子どもは「習っていない」と勘違いしてしまうのです。


成績が良い子に最も多い最強の習い事はなんだと思いますか?
答えはピアノです。
ピアノは脳機能であるワーキングメモリを高めるのに
有効だからです。


子どもにとって重要なことは「素直さ」と
「あきらめないこと」です。
(中略)
一方、親や先生に求められるのは、
子どもに嫌われていないことです。







engineer_takafumi at 14:47│Comments(0)TrackBack(0) ★一般書の書評 | ⇒ 勉強・教育・心理

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