2017年04月21日

経営の教科書

本日は新 将命 氏の
経営の教科書
です。
経営の教科書―社長が押さえておくべき30の基礎科目

本書は目次を見て、内容が気になり購入しました。

本書の著者はシェル石油、日本コカ・コーラ、
ジョンソン・エンド・ジョンソン、フィリップスなど
グローバルエクセレントカンパニー6社で
40数年にわたり社長職を3社、副社長職を1社
経験したという、日本人の経営のプロフェッショナルです。

そんな著者が書いた、「経営の教科書」が本書です。

教科書というとおり、基本的で正しいことだけ、
奇をてらったテクニックなどはありません。

・厳しい環境だからこそ、語れる夢があるか
・その夢は、社会にとって役立つものか
・夢を語れるだけでなく、目標にして示せているか
・目標を実行に移せているか
・目標に向かってともに進める社員がいるか
・心の通うコミュニケーションはとれいているか
・バトンを受け継ぐものを育てているか

全て真正面の課題でありますが、
それに実績のある著者が真正面から
答えている力強い本でした。


経営を学びたい上級マネージャにお勧めの一冊です。
時代が変わっても変わることのない、
経営の原理原則を学べるでしょう。





端的にいうと、経営理念づくりとその浸透は、
結果として儲けにつながるのである。なぜか。
人は、大きなことを信じたときに大きな仕事をする、
という生き物だからだ。


この国では、どのくらい「我が信条」が
実際に使われているか。
どのくらいの社員がこれを道具として使っているか。
数十個のチェック項目があり、
それが社長の通信簿のひとつとなった。


社員が100人いれば、仕事の能力についてはトップとボトムで、
能力はせいぜい五倍くらいの差しかない。
だが、情熱は100倍もの差がある。


未熟な人間と成熟した人間の違いは、
前者がモノを単面や一面で考えるのに対し、
後者はモノを一面ではなく、
多面や複面で見られるということである。


会社のお金でなく、ポケットマネーで社員を慰労せよ


経営者がまずめざすべきは、リピート率を高めることである。
そのためには、顧客満足ではなく顧客感動が必要になる。


お客さまに付加価値を提供するためにとんでもない投資や、
とんでもなく優秀な人材はいらない。
必要なのは、"ビールを冷やす"という
一見ごく些細なことである。


必要なのは顧客感動である。
80あれば顧客は感動してくれるのに、
自社にはその力があるからと
わざわざ100を提供する必要はない。


我が社が十分に利益を上げていないとすれば、
それは十分に顧客満足を果たしていないせいだと思え


「文句をいわずにやれ」では、
社員の動機が高まるはずもない。
「文句はいわないが仕事には身が入らない」
という手抜き工事が随所に発生する。


優先順位を考えるうえで忘れてはならないのは、
「何をやるか」を決める前に「何をやらないか」
を決めることだ。


ある程度大きな意思決定をするときに、
「限りなく十分に情報が集まったうえで意思決定ができた」
などという記憶はただの一度もない


伸びる会社、伸びる人間というのは、
一見むずかしそうに見えることに対して背を向けず、
結果が出るまであきらめないという特長を持っているようだ。


幹部社員が10人いて、
社長以外の全員が違う意見だったとしても、
社長自身が「絶対に自分はこうだ」と思うならば、
幹部社員の意見を押しのけてでも
一人で決断しなければならない


360度評価がきちんと機能するためには、
「上司を評価する精神的な成熟度が部下にある」
という前提が必要になってくる。


お客さまからの評判がよい社員がいたら、
これも手放しに評価するのは危険である。
お客さまにいい顔をしたくて、
ただやみくもに要求を呑んでいるだけかもしれないからだ。


ある程度以上の経験と年齢を重ねた人間にとって、
若い人からアドバイスを求められるということは、
とりあえずうれしいものである。







engineer_takafumi at 23:11│Comments(0)TrackBack(0)★一般書の書評 | ⇒ 経営

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