2017年06月04日

すごい立地戦略

本日は榎本 篤史氏の
すごい立地戦略
です。
すごい立地戦略 街は、ビジネスヒントの宝庫だった (PHPビジネス新書)

本書は店舗展開を、戦略から実行まで支援する
コンサルタント会社の社長による
「立地戦略」の本です。

例えば、コンサートやプロスポーツ観戦に行く時に、
最寄り駅から会場までのコンビニが大混雑になっている、
「なぜ、ここにもっとコンビニを作らないのだろう」
と思ったことはありませんか?

また、洋服量販店や旅行店などが一箇所に集中していて、
もっとバラバラに作った方が良いのでは、
と思ったこともないでしょうか?


これらは決して、店舗開発側の問題なのではなく、
「狙って」やっていることなのです。

そんな、店舗開発に関わる「立地」の考え方を
素人にもわかるよう、易しく説明してくれる一冊です。

コンビニやレストランチェーンなど、
立地を戦略的に行っていることが良くわかります。

本書を読んで、街を歩くと、
風景が違って見えてくるかもしれません。


個人的には、セブンイレブンの立地戦略の
すごさが印象に残りました。


どういう形であれ、将来に自分の店を持ちたい
と思う方にお薦めの一冊です。
立地を考える際に、必ず役に立つことでしょう。




交差点に信号がある場合、信号の手前よりも、
信号の先にお店があったほうがいいとされています。


ロードサイトに出店するならば、ふたつの道に面する
交差点の角地の「受け角」を狙うことです。


視線はカーブの外側のほうへと動いていきます。


二重線になっている駐車場のほうが、
ずっと駐車しやすいと感じるそうです。


こういった導流帯があるようなところに、
丸亀製麺をはじめ、サイゼリヤなどのファミリー層向けの
大手飲食チェーン店はきちんと出店しています。


「ライブ感」こそが、「子どもの心」をつかんでいます。


店舗開発というのは特殊な仕事で、
ある意味、不動産屋さん的な仕事。
そして店舗開発に携わる人々は、
ひとつの会社でポジションを上げていくというよりも、
さまざまな会社を渡り歩いていることが多いのです。


セブンーイレブンの強さは、
出店したらそれで終わりではなく、
出店してから「さあ、どうする?」と
検証し続けるところにあります。


ローソンストア100がここに店を出した理由は、
「この地域に住む人のための安いスーパーマーケットが
近隣になかったから」でした。


湾岸地域のコンビニは売上高が高い傾向があります。
さまざまな客層の中で最も客単価が高いのは、
トラック運転手、あるいは現場作業員
といった人たちなのです。


通常のコンビニの客単価は、
600〜650円と言われています。
ところが、トラック運転手といった人たちは、
1000円以上買う人が多いのです。
まずタバコで400円以上、


タバコのライセンスは、財務省に申請して
許可を得る必要があります。
許可の基準に照らし合わせて、
自店が最寄りのタバコ販売店から
決められた距離だけ離れていないと、
販売が認められないのです。


セブンーイレブンの出店は、さながら
「ここにセブンーイレブンがあるべきだ。
今そこに何が建っていようと」
というような出店の仕方です。


外食業界全般の平均月商は、いくらぐらいだと思いますか?
大体500万円前後です。
焼肉チェーンになると単価が高いので
1000万円から1500万円ぐらいになります。


夫婦で経営しているような街の中華料理屋の
月商がどのくらいかといいますと、
だいたい80万〜120万円ぐらいです。


ドン・キホーテの特徴のひとつに、
「アクセスが悪い場所にある」
という傾向があります。


美容師1人あたり30人程度の固定客がついていれば、
何とかお店を回していくことができるそうです。
1日1人ずつでもお客様が来れば1ヶ月もちます。
女性のお客様は単価が1万〜1万5000円と高めなので、
女性の固定客をしっかりとつかむことが
ポイントだそうです。


自分の商売が「立地で勝負が決まる」のか、
「人で勝負が決まる」のかの視点も大切。


大阪は働いている場所と住んでいる場所が近い、
「職住接近」の地域だとわかります。


道が碁盤の目になっていないからこそ、
近道を求める意識によって
人が集中する場所が生まれます。
京都のように碁盤の目になってしまっていると、
立地を見極めるのが難しいのには、
こんな理由もあるのです。


通りに対して「垂直に」
看板を設置すればいいのです。


小学校・中学校とスーパーマーケットは、
親和性が非常に高いです。





engineer_takafumi at 09:33│Comments(0)★一般書の書評 | ⇒ ビジネスその他

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