2017年05月06日

〈インターネット〉の次に来るもの 未来を決める12の法則

本日はケヴィン・ケリー氏の
〈インターネット〉の次に来るもの 未来を決める12の法則
です。
〈インターネット〉の次に来るもの 未来を決める12の法則

本書は未来を予測する本です。

そして、本書は訳書で原題は「The Inevitable」
つまり、避けられない流れということになります。

時代は変化が非常に速く、先が見通せなくなっています。

それでも、その中に原理・原則というものがあります。

例えば、モノが情報をやり取りするようになる、
モノ所有するよりシェアするようになる、
情報よりもフィルターに価値が出てくる
といったことです。

本書ではこのような法則を下記の12の単語にまとめ、
一つ一つ解説してくれます。
Becoming, Cognifying, Flowing, Screening, Accessing
Sharing, Filtering, Interacting, Tracing, Questioning, Beginning

それぞれに重複部分も多いのですが、
本書を通じて、世の中の変化の本質を学べるでしょう。

個人的には、
現代は情報が溢れているのに、
確信を持ちにくい時代である、
という箇所が心に残りました。


新事業を考える人にお薦めの一冊です。
世の中の物理法則を知ることで、
事業の成功確率を上げられることでしょう。




テクノロジーの性質そのものに、
ある方向に向かうけれど他の方向には行かない
という傾向がある。


現代の生活の中のどんな目立った変化も、
その中心には何らかのテクノロジーが絡んでいる。
テクノロジーは人間性を加速する。
テクノロジーによって、われわれが作るものはどれも、
何かに<なっていく>プロセスの途中にある。
あらゆるものは何か他のものになることで、
可能性から現実へと攪拌される。


現在進行中の小さなアップグレードを放っておくと、
それがどんどん溜まっていき、
最終的に行われる大きなアップグレードが
とんでもなく大変なものになる。


車が空を飛ぶ幸せな未来は
もはやわれわれを出迎えてはくれない。
前世紀と違って、誰も遠い未来に
行ってみたいとは思っていないし、
多くの人は恐れている。


(アーミッシュは)電気は使わず、電話もテレビもなく、
外出は馬車という生活をしていた。
テクノロジーを拒否していると不当に評価されるが、
彼らはただそれを受け入れるのが非常に遅いというだけだ。
私は、彼らが自分たちのウェブサイトについて
話すのを聞いて驚いた。
「アーミッシュのウェブサイトがあるんですか?」
「家業の宣伝用にね。
店ではバーベキュー用のグリルを溶接しているんです」


非人間的な知能は、欠陥というより特徴だ。
思考するマシンで最も重要なことは、
それらが人間とは違う発想をすることなのだ。


コックピットにパイロットがいるのはその7分間と、
「もしものとき」のためだが、
人間が必要とされるこうした時間はどんどん減っている。


コピーが無料になると、
コピーができないモノを売らなくてはならない。
では、コピーできないモノとは何なのか?


ソフトは無料ですが、マニュアルは1万ドルです


音楽や本、映画などに起こったことは、
いまではゲームや新聞や教育にも起こっている。
同じパターンは運輸や農業、ヘルスケアにも当てはまる。
乗り物や土地や薬といった固定的なものも流動化していく。
トラクターは車輪のついた高速コンピューターに、
農地はセンサーのネットワークが載った回路基板に、
薬は医師と患者の間を行き交う
分子サイズの情報カプセルに置き換わっていく。


南インドの僧侶のベジタリアンの食事法といった、
好きでなくては書けない類の本も、
より簡単に見つかるようになる。


過去30年のトレンドは、
より良いものをより少ない材料で作ることだった。


アクセスすることは、新しいものをほぼリアルタイムで
届けることにもつながる。
リアルタイムで動いていなければ、
もはや見向きもされない。


父親は私が何も者を持っていないので、
束縛するものがなく無責任な生活にならないかと心配する。
実際には逆で、原始時代に還ったような
気分になるといつも答えている。
昔の狩猟採集民族が、何も持たずに複雑な自然の中を進み、
必要なときには道具を作り出し、
また旅を続けるときにはそれを置いていくようなものだ。


過去20年にわたってわれわれのアテンションに
対する価値付けは、驚くほど安定しているのだ。
つまりそれは、メディア体験に対して
われわれはこれぐらいかかるはずという直観があって、
そこからあまり外れていないということだ。


20年前に彼女は、受け手がメールを読んだら
その送り手に課金できるシステムを提案していた。


映画やテレビのこの口述的な特徴から、
あらゆるショーは一度しか上映されないことを
前提に作られるようになった。
それによって、長編映画では第一印象で可能な限り
物語が伝わるように作らざるを得なくなった。


皮肉なことに、瞬時に世界がつながる時代になって、
あらゆるものへの確信がますます持てなくなっている。
権威から真実を教えてもらうのではなく、
ウェブを流れている液化した事実から
自分なりの確かさを集めて回ることに
なってしまったからだ。


私の世代の最も優れた人たちは、
人々にどうやって広告をクリックさせるかと
いうことしか考えていない。


「もし光線の上に乗って飛んだら何が見えるだろう?」
この質問が相対性理論や原子力時代を導き出した。






engineer_takafumi at 21:32│Comments(0)★一般書の書評 | ⇒ ビジネスその他

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